Subject:
詩篇119篇前半11段落の題、特徴(謙人)
From:
"Kento Aoki" <kento@arkios.co.jp>
Date:
2003/01/21 12:59
To:
<saiwainet@egroups.co.jp>

こんにちは、謙人です。

詩篇119篇前半11段落の題、特徴について研究しました。

1、1-8節

題:「主の道を歩むものは幸いである」

特徴のある言葉:ダブルさいわい、・・・人々

特徴コメント:一番最初のこの段落の始めには幸いなことが二回出てきてダブルさい
わいになっていて、とても大切なところである。
また、その幸いといわれている全き道を行く人々、主の御教えによって歩む人々、主
を尋ね求める人々というのはこのあとの段落、節で詩人が求めることを行っている
人々である。

3、9-16節

題:「私が迷いでないようにおきてを教えてください」

特徴のある言葉:若い人、宝

特徴:この段落の最初で詩人は若い人についていってそのあと自分がこうしないよう
にこうしてくださいということが続く。また、詩人はこの世のどんな宝よりも神のさ
としの道を喜んでいる。

4、17-24節

題:「私を生かしてください」

特徴のある言葉:地では旅人、相談相手

特徴:ここで詩人は初めて敵対するものたちのことについて言っていて、彼らは互い
に話し合い、敵対するが、詩人の相談相手はさとしである。

5、25-32節

題:「私を哀れんでください」

特徴のある言葉:たましいは打ち伏している、裁きを自分の前に置く、道を走る

特徴コメント:この段落には御言葉のとおりに助けてくださいと言うことが3回出て
きて、詩人の神に対する信頼をもっとはっきりと表している。また、32節にある道
を走るという言い方は
あまり出てこない言い方である。

6、33-40節

題:「わたしの心をさとしに傾かせてください」

特徴のある言葉:傾かせて、そらせ

特徴コメント:この段落の中心として、むなしいもののほうにいかないようにと詩人
はいっている。この前の段落までは敵対するものから、たましいを守ってくださるよ
うに言っていたが、この箇所ではむなしいものから守ってくださいといっている。

7、41-48節

題:「わたしはそしるもの、王たちに答える」

特徴のある言葉:答える、恥見無、(仰せに)手を差し伸べる

特徴コメント:この段落で詩人はそしるものに答え、王たちの前で神のさとしを述べ
る。

8、49-56節

題:「御教えによってなぐさめをえる」

特徴のある言葉:とこしえからの定め、旅の家

特徴コメント:ここには敵は・・・だが、わたしは神に信頼するという話が他のとこ
ろにもでてくるようにここにもでてくる。

9、57-64節

題:「主はわたしの受ける分」

特徴のある言葉:悪者の綱、真夜中


10、65-72節

題:「あなたの教えをわたしに教えてください」

特徴コメント:この段落の特徴ある節は67でここで詩人は苦しみに会う前、過ちを
犯したが今はあなたのおきてを守るといっている。詩人は苦しみ、試練にあい、そこ
で試された。
また、高ぶるものどもは彼を偽りで塗り固めたが、彼らの心こそ脂肪のように鈍感で
ある。

11、73-80節

題:「主を恐れる者たちがわたしのところにかえるように」

特徴コメント:ここの特徴は詩人の所に主を恐れる人々が帰るようにというところ
で、その理由として詩人は自分が主を恐れているからといっている。また、敵に恥を
見させ、わたしに恥をみさせないでくださいと言うのも特徴である。

問い
・52節のとこしえからの定めとは何か?
・19節などにあるように何の旅なのか?

以上です。
よろしくお願いします。

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Kento Aoki
kento@arkios.co.jp
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