Subject:
詩篇120 研究課題・提出
From:
"近野聡子" <konnosatoko@nifty.com>
Date:
2003/01/29 18:47
To:
"さいわいネット" <saiwainet@egroups.co.jp>

聡子です。
お勧め研究の中から、幾つか選んで、調べた結果を送ります。

Q.1「熱い炭火」とは何を指すのか?

A.1イザヤ書6章で、ウジヤ王が亡くなった年、エゼキエルは、
  王座に着いた、キリストの幻を見ます。

  エゼキエルがセラフィムに、
  「自分は唇の汚れた者(唇に割礼を受けていない者)である」
  と告白すると、セラフィムは燃える炭火で、彼の唇をきよめ、
  不義が取り去られ、罪が贖われたことを宣言します。

  故に、「熱い炭火」とは、人の不義を取り去り、
  罪を贖うものであることが分かります。

Q.2「エルサレム」の町は、何故選ばれたのか?

A.2Ⅰ列王11章で、ソロモンが異教の女達を妻にし、
   偶像礼拝という罪を犯したため、彼から王国が取り去られます。
   
   しかし、王国全部を取り去るのではなく、
   ダビデのために一つの部族を残します。

   エルサレムは、神がご自身の名を置き、また、神の僕ダビデが、
   神の前で、いつも灯火を保つために、選んだ都です。
   (Ⅰ列11:36/14:21)

Q.3「ケダルの天幕」とは何を意味するのか?

A.3雅歌1:5に、「エルサレムの娘達。私はケダルの天幕のように、
  ソロモンの幕のように、黒いけれども美しい」とあり、ここでは、
  ケダル(=黒い)が神に祝福された様子が描かれています。

  しかし、イザヤ書を読んでいくと、そのケダルは背信の故に
  神に裁かれます。   (イザヤ21:16~27)
  「一年の内に、ケダルの全ての栄光は尽き果て、
  ケダル人の勇士達で、残った射手達の数は、少なくなる」

  一度は裁かれ、敵の手に落ちますが、神はこのケダルを救い出されます。
  (イザヤ42:11~13)
  「ケダル人の村々よ~喜び歌え。主に栄光を帰して。
   主はときの声をあげて、敵を倒す。」

  そして、最終的には、神の家で再び、礼拝するようになります。
  (イザヤ60:7)
  「ケダルの羊の群れも皆、あなたのところに集まり、~仕え、
   これらは、受け入れられる生け贄として、私の祭壇に捧げられる。
   私は、私の美しい家を輝かす。」

―以上です。よろしくお願いします。―