Subject:
詩篇研究・番外編 「べテルとアイ」
From:
"近野聡子" <konnosatoko@nifty.com>
Date:
2003/02/14 13:26
To:
"さいわいネット" <saiwainet@egroups.co.jp>

こんにちは、聡子です。

昨日は、菅野家に杉谷有希さんがいらっしゃって、
一緒に、学びと交わりの時を持ちました。

(私も子供達も大喜び)本当に、感謝です。

―詩篇研究・番外編として、創世記から―

アブラハム(アブラム)の祭壇の置き方について、
菅野パパに、詳しい説明をしていただきました。

創世記12:7~8
「その頃、主がアブラムに現れ、そして、
 『あなたの子孫に、私はこの土地を与える。』

 と仰せられた。アブラムは、自分に現れて下さった主のために、
 そこに祭壇を築いた。
 
 彼はそこから、べテルの東にある山の方に移動して、
 天幕を張った。

 西にはべテル(=神の家)、東にはアイ(=破滅)が在った。

 彼は主のため、そこに祭壇を築き、主の御名によって祈った。」

アブラムは、べテル=神の家、の方を向き、アイに背を向けて、
主に礼拝を捧げた、ということになります。

神はエデン地域(山地)の東に、「園」を置かれました。
(創2:8)

人間が神との交わりを失い、園から追放された時、園の東側から出ました。
(故に、アイ=破滅の山は、東側にある。)

ケルビムが、園を侵略者から守るために、(城壁に囲まれた)東側の門、
に配置されていたからです。(創3:24)

園には、ケルビムが守る、その東の門からしか、入れませんでした。
(「パラダイス」という古語は、「閉ざされた庭」という意味です。)

敬虔な者達は、園の東の門の近くに留まり、そこへ犠牲を携えて来ました。

そして、カインが罪を犯し、「主の前」から去った時、さらにエデンの東、
ノデ(=さすらい)の地に追放されました。

そのため、幕屋の入り口は東側にあり、中の人間は、
西に向かって、礼拝を捧げているのです。

贖いを通じて、神の御前に入ることは、恵みによって、エデンに、
再び入れていただけることを、表すのです(=復楽園)。

エデンは山の上にありました。

神がツロの王に語りかける時、こう言われました。

「あなた方は、神の園、エデンにいて~ これらは、
 あなたが造られた日に、整えられていた。

 私はあなたを、油注がれた守護者、ケルブと共に、
 神の聖なる山に置いた。(エゼキエル28:13~14)」

エデンは、最初の「聖なる山」であり、神は、ご自分の贖いと、
御業の啓示を行う場所として、「山」を選ばれたのです。

それ故、神の臨在・契約・律法を示す、恵み深い啓示がなされたのも、
シナイという山の上だったのです。

イスラエルの民は、アダムが園から追放されたように、
聖なる山に近づくことを、禁じられていました。

新しい契約の中保者、であるキリストは、山の上で、
最初の、長い説教を行いました。

そして、最後にキリストは、弟子達に自分に会うために、山に来るよう命じ、
そこで、大宣教命令と、聖霊を送る約束をして下さいました。

さらに、その山の上から、キリストは雲の中へと昇っていかれました。

神が贖いを実行なされる時、私達をエデンへ復帰するよう、召しておられるからで
す。

―以上です。よろしくお願いします。―