Subject:
詩篇126篇 エレミヤ書30-33(ケイヤ)
From:
Date:
2003/03/12 12:57
To:
<saiwainet@egroups.co.jp>

こんにちは、+KannoKeiyaです。

エレミヤ書はバビロン補囚を預言する書物である。その中でも30章から33章にはこの
詩篇と似ているテーマが何回も繰り返されているので、そこの構造を見ながら、126
篇と対比しました。

●30章

構造

1-3 神はイスラエルとユダを帰すと言われる
4-7 人々は恐れて、苦痛を味わっている
8-11 民は救われ、国々は新しいダビデに仕える
12-17 神は民の罪によって彼らを打ったが、その傷を癒す
18-24 主は神殿と民との関係を再建し、それを攻撃する敵を滅ぼす

似ているテーマ

・捕らわれ人は相続地に帰らせる ⇔ 捕らわれ人が帰される
・民を苦しめた国々をさばき、民の支配下に置く ⇔ 大いなることをなさったと告白
する
・シオンには誰も来なかった ⇔ シオンに戻ってくる
・町と神殿は再建される ⇔ シオンが帰される
・その時に大喜びする ⇔ 喜び叫ぶ
・そして祝福する ⇔ 刈り取り、束を抱えて戻ってくる
・神の民となり、民の神となる ⇔ シオンとそこの宮が再建され、神がそこに住む

●31章

構造

1 神民、民神
2 平安になれ
3-6 イスラエルを愛し、シオンを再建する
7-9 主は民を帰らせ、父となる
10-14 神は帰らせ、祝福してくださったので、喜ぶ
15-22 神は泣いている民を慰める
23-40 神は民を建て直し、もう一度彼らと契約を結ぶ

似ているテーマ

・神の民となり、民の神となる ⇔ シオンとそこの宮が再建され、神がそこに住む
・神は民を愛した ⇔ 神と民の関係が戻る
・主はすべての民を集める ⇔ ネゲブの流れのように帰ってくる
・神が祝福してくださったので喜ぶ ⇔ 刈り取り、束を抱えて喜んで帰ってくる
・民と神の関係は契約の関係

●32章

構造

1-5 エレミヤがバビロンに捕らえられることを預言したので、監禁される
6-15 叔父の子から土地を買い戻す
16-25 エレミヤは神に訴える
26-35 民は偶像礼拝の罪を犯したのでさばかれる
36-44 しかし、必ず戻されて祝福される

似ているテーマ

・神はエジプトから連れ出し、みわざをなさった ⇔ 神は大いなることをした

●33章

構造

1-9 主を呼ぶならバビロンに捕らえられても、建て直す
10-11 民は喜ぶ
12-26 また契約を結び、ダビデの子孫とレビ族を絶やさない

似ているテーマ

・民と町を建て直す ⇔ シオンの捕らわれを帰す
・また喜びの声が聞こえるようになる ⇔ 喜び叫ぶ

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+KeiyaKanno
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May God Bless You!
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