詩篇３７篇の一滴

この詩篇は長めである。しかし、この詩篇では色々なテーマがずっと繰り返し言われ
ている。

この詩篇はいろは歌になっているのでその区切りずつに題をつけていくと、１５個く
らいの内容にまとまった。例えば、地を受け継ぐや、正しい者の繁栄などである。

それをまたまとめると４個ぐらいになる。その４個は
１．主に信頼して、善を行う
２．主が救い、支え、道を確かにしてくださる
３．地を受け継ぐ、繁栄する
４．悪者は滅びる
である。

この中から１個に絞るなら「義人は地を受け継ぎ、悪人は断ち切られる」である。こ
れはこの詩篇の中には５箇所ある。
１．８－９
２．１０－１１
３．２１－２２
４．２８b－２９
５．３４
である。

一見、この５箇所を見ると同じように見えるが、ある箇所を見て見ると１１aがそこ
に引用されていることが分かる。そのある箇所とは「山上の説教」である。

ここの一番最初の所で幸いな者のリストがでてくるが、その中で「柔和な者は幸いで
す。その人は地を相続するからです。（マタイ５：５）」とキリストは教えられてい
る。

この「柔和な者」は聖書の下に書いてあるクロスリファレンスを見ると「へりくだる
者」だと言われている。聖書の中でへりくだる者を調べて見ると貧しい者の同義語で
あ
ることが分かる。

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