Subject:
詩篇130篇 まとめ
From:
"Miwaza Kanno" <miwaza@kanno.com>
Date:
2003/04/10 12:11
To:
<saiwainet@egroups.co.jp>

みーちゃんです。

今日の聖書研究をまとめました。

■詩篇130篇と86篇の対比:

詩篇130篇と86篇を対比すると、86篇に神の御名の説明が5,15に繰り返し
でてくることがわかります。これは、出エジプト記の35:6にから来ている言い方
です。これこそ、主の御名なのです。また、詩篇130篇と86篇の共通している、
中心的なポイントの1つに、呼ぶと答えてくださるということがでてきます。

■詩篇130篇と86篇にでてくる敵:

では、詩篇130篇と86篇にでてくる、詩人の敵とは誰でしょう?それは、普通の
悪者とはちがい、もともとはクリスチャンで神を信じる者だったけれど、神から離れ
ていった者です。このような敵達は詩人を悪に連れ込もうとしているのです。詩人の
敵は高ぶるの者であり、神を自分の前においていません。彼らは神が必要ないと言っ
ているので、詩人を馬鹿にしているのです。詩人は必死に神の御前に行きたいと言っ
ているのに、彼らははっきり行きたくないといっているのです。正反対です。

■神さまの本当の慰め:

詩人は穴の中、深い淵にいます。彼はその中から、神に祈り、自分の悩みを訴えてい
るのです。神はこの訴えに対して耳を傾けてくださり、詩人を慰めてくださるので
す。では、神の慰めとは何でしょう?それは、神がその悩む者に御顔を向けてくださ
ることです。これが慰めなのです。これだけが慰めなのですといったほうが良いで
しょうか?しかし、これが本当に慰めであるということは、ヨブのストーリーからも
わかります、彼は、痛みも直っていないのに、神が自分の祈りに答えてくださったと
きに、感謝しました。そのような心によって、神さまは実際にも彼を祝福してくだ
さったのです。

■慰めを求める祈り:

慰めについては、あの有名なヘンデルのメサイアにもでてきます。それは、イザヤの
40:1を引用しているところです。神さまは86篇の16節ににでてくるように、
慰めるだけではなく、人々に御力を与えてくださるのです。詩人は神さまに御顔を傾
けてくださいと祈っています。このような祈りによって、詩人は神の慰めを求めてい
るのです。詩人は祈りの中で、救われたら、神の御名を大いにあがめるといっていま
す。神の御名については具体的に出エジプト記35:6にでてきます。

■自分の罪の告白:

詩篇130篇、86篇の詩人やネヘミヤ、また、ダニエルは自分の罪とイスラエルの
罪を告白しています。この罪というのが130篇にでてくる不義なのです。ネヘミヤ
は罪の告白をするときに、神の御名をほめたたえていますが、ここでは神は契約を守
り、慈しみ深いといわれています。しかし、イスラエルは契約を守る方の民なのに、
神の命令を守らず不義を行ったのです。

■罪を犯した者へのさばき:

このような罪を犯した者を、神さまは地に散らされる、神の御前からおいやるとモー
セに与えた律法(命令)の中で言っています。ネヘミヤはネヘミヤ1:4-のところ
で、罪を悔い改めるので自分たちをもう一度、御前に集めてくださいと祈っていま
す。実際に申命記の30:1-5に神は命令を守る者を集めるばかりでなく、増やし
てくださると書いてあります。このような約束はマリヤも、ヨハネの父ザカリヤも
知っています。神は自分の罪を告白するものをもう一度、御前に集めてくださるので
す。

■告白:

ですから、私たちも詩篇130篇、86篇の詩人やネヘミヤ、また、ダニエルのよう
に、神の前で自分の罪を告白しなければいけません。神は、私たちが自分たちの罪を
告白するときに、神は必ず赦してくださり、そのような者たちを、もう一度祝福して
くださるのです。だから神さまは人々に恐れられる方なのです。

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