こんにちは、+KannoKeiyaです。
●構造
1-10 詩人の願い
A 1 ダビデのために願う
B 2-5 ダビデの誓い
C 6-7 主の住まいに行く
A 8-10 ダビデのために願う
11-18 神の答え
B 11-12 主の誓い
C 13-15 主の住まいであるシオンに住む
A 16-18 ダビデのために角を与える
●問い
・9, 16節の周りとのつながりは?
・10節の意味は何か?普通、神が御顔を隠し、そむけられるのに、ここでは神が油注がれた者の顔をそむけている。
・ダビデは主のためにどのような苦しみをしたのか?
●気が付いたこと
・エフラテとはベツレヘムの別名である(創世記35:19)。ダビデはベツレヘム人であった。
・ヤアルとはキルヤテ・エアリムの別名である。第1サムエル記7章を見るとそこに契約の箱が20年間もあったことが分かる。ヤアルとは森、木々という意味でエアリムも同じような意味である。そしてキルヤテとは町という意味である。
・「ヤコブの全能者」という言い方はこの詩篇以外に3箇所ある。それは創世記49:24、イザヤ書49:26、60:16にでてくる。
・8節の「立ち上がってください」は民数記10:35も思い出させるが、ここは明らかに第1歴代誌6:41, 42を指している。ここは132:1, 8-10と同じ言い方である。おもしろいのは民数記のほうではまだ安息の場所を探しまわっているので(民数記10:33)、立ち上がる時には戦ってくださいと願っている。そして留まる時にはご自分の民のところに帰ってくださいと願っている。これは神の民が神の本物の住まいであることを表している。このように神に契約を思い出させるような言い方があり、神殿奉献の祈りの結論と同じ言い方あるので、ソロモンが書いたとも考えられる。
●おすすめ研究
・対比: 民数記10章、第2サムエル記7章、第2歴代誌6章、詩篇89篇
・言葉探し: 誓い、住まい、立ち上がる、角、ともしび