Subject:
詩篇140篇の構造と問い
From:
"Saito@COSMOS" <cosmos@ca2.so-net.ne.jp>
Date:
2003/06/17 2:04
To:
"+さいわいネット" <saiwainet@egroups.co.jp>

さいとうパパです。
詩篇140篇の構造と問いを送ります。

□構造
 A 1-5 守ってください
  a 1-3 よこしまな者から守ってください
   a1 1 助け出してください
    a2 2-3 舌による戦い

  b 4-5 悪者から守ってください
   b1 4a 守ってください
    b2 4b-5 手による戦い

 B 6-7 私は言う
  a 6 私の神 声を聞く
  b 7 救いの神 頭を覆う

 A' 8-11 主の裁き
  a 8-9 悪者の願いを叶えない
   a1 8 願いを叶えない
    a2 9 舌の裁き

  b 10-11 悪者が地上で栄えない
    b2 10 手の裁き
   b1 11 地上で栄えない

 B' 12-13 私は知っている
  a 12 裁き主 助け出す
  b 13 平和の神 守る

□問い
  ・12,13節をみると、やはり「さいわいの詩篇」かな。
  ・暴虐の者が2種類出てくるが、外の敵か、内の敵か。
   サタンと見るべきかな。
  ・7節 武器を取る日に頭を覆うとはどういうことか。
  ・9,10節はサタンの最終的な裁きを願っているのだろうか。
  ・12節 貧しい者「の」裁きとするべきか
      貧しい者「に」裁きとするべきか。(翻訳の関係)
  ・8節 悪者のたくらみの原点は「高ぶり」。
   実際の敵からの攻撃もあるのだろうが、
   もっとスケールの大きい戦いのようだ。

□キーワード
  たくらみ
  高ぶり
  裁き
  御前に住む

□100文字要約
  暴虐の者は悪をたくらみ、私を殺そうと企てています。
  主よあなたは私の神、高ぶる者達に復讐してください。
  私は知っています。あなたは愛なる裁き主。
  あなたに愛される者はあなたと共に住み、感謝し賛美を
  捧げるでしょう。