Subject:
詩篇140篇 再度構造
From:
"Shou Itou" <shou@bmmn.bias.ne.jp>
Date:
2003/06/17 12:23
To:
<saiwainet@egroups.co.jp>

こんにちは、伊藤将です。

『目には目、歯には歯』の原則をふまえて、構造をもう一度見直しました。

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□1-5

この箇所は、すぐ見てわかるようにABABである。

A 1 守ってください
 B 2-3 悪者の攻撃 
A 4a 守ってください
 B 4bー5 悪者の攻撃

・2節で悪者は日ごとに戦いをしているが、7節で正しい者は武器をとる日に戦いを
する。

□6-13

この箇所で、6節の最後の行と8節の最初の行は平行している。(願いを聞いて、悪
者の願いを聞かないで)
その願いの内容は、7節と、8b-10節にある。

この結果、6aーbと11が飛び出してしまうが、11節の『災い』と1,4節の
『暴虐』
は同じである。
それより、1,4,11節は平行している。

・5節で悪者は正しい者に対して穴を仕掛けていたが、10節では、悪者が穴に落ち
ている。

・8節で悪者は高ぶっているが、10節で悪者は穴の中に入って低くなっている。

・10節で悪者は穴の中に住んでいるが、13節で正しい者は天に住んでいる。

A 6c-7 願いを聞いて
 B 8-10 悪者の願いを聞かないで(裁いて)
A 11 敵が滅びるように
 B 裁きの確信

これらの構造より、飛び出した6aーbが中心となる。最終的な構造はこうである。

A 1 守ってください
 B 2-3 敵は攻撃している 
A 4a 守ってください
 B 4b-5 敵は攻撃している
  X 6aーb 主は私の神
A 6c-7 私の願いを聞いてください
 B 8-10 悪者の願いを聞かないでください
A 11 敵を裁いてください
 B12-13 私は主が裁かれること確信している。

以上です。

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 † Shou Itou †
 E-Mail: shou@bmmn.bias.ne.jp
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