Subject:
詩篇140篇 暴虐の者について(ケイヤ)
From:
Date:
2003/06/18 13:17
To:
<saiwainet@egroups.co.jp>

こんにちは、+KannoKeiyaです。

暴虐の者とは誰かということを見ました。

140篇の歴史的背景とは言えないが、関係あるストーリーであり、聖書の中で最初に
「暴虐」という言葉が出てくる箇所はノアのストーリーである。

創世記6:9から「これはノアの歴史である」という言い方で始まり、ノアのストー
リーが本格的に始まる。11節でノアが生きていた時代について説明されている。そこ
でノアは全き人でったが、地は堕落し、暴虐に満ちていた。神はそのような中にいた
ノアをかくまってくださり、箱に入れてくださった。暴虐がはびこった地には10節に
書いてあるようなさばきが行われ、大水が彼らの上にふりかかり、水の中、深い水の
中に落ち、立ち上がれないようになってしまった。また13節にもあるようにこのよう
な者たちが地上で栄えることはできなくなってしまった。

またヤコブは創世記49章で死ぬ前に自分の息子たちに対して預言する時にシメオンと
レビに対してシェケムの人々を殺したことによって彼らが暴虐を行ったと言う。この
ように殺すことは暴虐である。

出エジプト記23:1-9は第9戒の判例法である。そこで偽りを言ってさばきを曲げると
いうことは禁じられている。次の文では「暴虐ある証人となってはならない」と言わ
れていて、並行している。

これらの箇所を見ると分かるように「暴虐」はさばきを曲げるということと関係して
いる。それで12節で義しいさばきを求めているということも考えられる。

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+KeiyaKanno
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May God Bless You!
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