Subject:
詩篇140篇 暴虐(ケイヤ)
From:
Date:
2003/06/19 12:06
To:
<saiwainet@egroups.co.jp>

こんにちは、+KannoKeiyaです。

クロスリファレンスで、詩篇の中から「暴虐」という言葉を見ました。

●詩篇7:16

ここは詩篇の中で最初に「暴虐」という言葉が使われている箇所である。そして140
篇ととても似ているテーマがたくさんあった。

詩人は頭をおおってくださる盾であり、兜である主に身を避け、助けを求める。
そして6節から敵の攻撃に対する義しい「さばき」を求めていて、正しい者を弁護し
てくださるようにと願う。11節にも同じテーマがある。
10節から詩人は神が盾であり、「直ぐな人」を助けてくださることを確信する。そし
て12節にあるように悪者には「燃えている矢」が射られる。

この悪者とは「害毒」をはらんでいた。彼は「穴」を掘っていたが自分でその中に
「落ち」、「害毒」は自分の「頭の上」にある。

そのような義しいさばきを行われる神の「御名」を詩人は賛美し、感謝する。

●詩篇11:5

7篇と同じように詩人は主に身を避けている。

しかし、他の人は悪者が「矢」を射ようとしているので、本当に矢から守ってくださ
り、悪者に矢を射てくださる神に身を避けるのではなく、鳥のように山に逃げるよう
にと助言する。

それでも詩人はすべてを知っていて、「調べて」さばく主がおられるということを確
信しする。そのさばきとは6節の所で140:10に書いてあるさばきの悪者を「網」に掛
けるということと、「火」を分け前ということである。

それを見て「直ぐな人」は主を礼拝する。

●詩篇18:48

この詩篇は王になる前のダビデが貧しい時代に敵であったサウルに勝利した時に歌わ
れたと題に書かれている。

詩人は主が救いの「力」、盾、岩であることを告白し、このような神に願うなら、救
われるということを確信している。

4-6で救われる前の状態について説明されているが、その時に悪者ではなく、詩人が
深い淵に入っていた。しかし、詩人が願う時に神は聞いてくださり、7節から主が祈
りに対する答えとして来てくださるということが書かれている。神は来て悪者をさば
き、「火の炭」、「矢」によって悪者を滅ぼされる。

20-24で詩人は敵に対することに関しては自分がきよく、義であるということを言っ
ているが、これは先にでてきた7篇にもでてくるテーマである。7:3-5で詩人は自分が
敵に対して罪を犯していたなら、自分が死んでもよいと言う。

25節から神は目には目、歯には歯というさばきをされるということが書かれていて、
どのようなことをなさってくださるのかが列挙されている。その中で主は「悩む者」
を救われるが、「高ぶる者」を落とされるということが書かれている。

31節で140:6aと7aに関係しているテーマで主こそ神であるということを詩人は告白す
る。

41節で神は悪者の願いを聞いてくださるということはなさず、救われなかった。

また47節では主が復讐される、目には目、歯には歯のさばきを行われる方であるとい
うことを告白する。

48節で神は詩人を高くし、暴虐のものよりも引き上げてくださった。

そのために国々の人々は主の「御名」を賛美するようになる。

--------------------------------
+KeiyaKanno
mailto:keiya@kanno.com
http://saiwai.net/keiya/
May God Bless You!
--------------------------------