Subject:
詩篇141篇 「香」
From:
"+mikuni@kanno.com" <mikuniML@kanno.com>
Date:
2003/06/24 12:23
To:
<saiwainet@egroups.co.jp>

こんにちは。菅野みくにです。

詩篇141篇の2節の「香」について研究しました。

■「香」を黙示録の中で

祈りが香として立ち上ると言うことは、黙示録の5章や8章に出てくる、香が聖徒た
ちの祈りであると言う箇所を、まず初めに連想する。

黙示録の5:8を見ると、24人の長老たちが、子羊が巻物を受け取ったときに、たて琴
と、聖徒たちの祈りである香のいっぱい入った金の鉢を持ってひれ伏したと書かれて
いる。

同じように、黙示録8:3-5を見てみましょう。七人の御使いに七つのラッパが与えら
れたときに、もうひとりの御使いが金の香炉を持って祭壇のところに立ったときに、
たくさんの香が与えられた。その香は聖たちの祈りである。と書かれている。

このように黙示録を見ると、「香」は聖徒たちの祈りであることが分かる。黙示録の
5:8や8:4のクロスリファレンスを見ると、詩篇141:2が出ている。

■「香」を旧約聖書の中で

「香」という言葉をオンラインバイブルで、旧約聖書の中で探すと全部で、58回も
出てくる。ほとんどの箇所がいけにえ、ささげものについての話と一緒にでてくる。

たとえば民数記7章を見てみると、幕屋が建て終わった日に、イスラエルの族長た
ち、彼らの父祖の家のかしらたち、部族の長たちで、登録を担当した者がささげもの
をしたと書かれている。

族長たちのささげたささげ物のリストの中に、必ず入っている。7:14,20,2
6,32,38,44,50,56,62,68,74,80にでてくる。

また、いけにえと一緒に出てくる詩篇の箇所、詩篇66:13-15で、雄羊のいけ
にえの煙(香)と一緒にささげると言っている。

出エジプト記30:8を見ると、「香」のささげ物というささげ物があると言うこと
が分かる。主がモーセに命じられているときに、「これは、あなたがたの代々にわた
る、主の前の常供の香のささげ物である。」と言っている。

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