Subject:
詩篇144篇 対比
From:
"+mikuni@kanno.com" <mikuniML@kanno.com>
Date:
2003/07/15 12:43
To:
<saiwainet@egroups.co.jp>

こんにちは。菅野みくにです。

詩篇144篇と詩篇18篇がすごく似ているので、比較しました。

■主はわが岩 [詩篇144:1-2←→詩篇18:1-3]

詩篇144篇と詩篇18篇は両方とも、主は私の岩と言うところから始まっている。18篇
に出てくる、主はわが岩というリストは、144篇に出てくるリストよりもおおい。

詩篇18篇:
 ・力
 ・巌
 ・とりで
 ・救い主
 ・身を避ける岩
 ・神
 ・盾
 ・救いの角
 ・やぐら
 ・ほめたたえられる方

詩篇144篇:
 ・岩
 ・恵み
 ・とりで
 ・やぐら
 ・救う方
 ・盾
 ・身の避け所
 ・民を服させる方

■主の行われること [詩篇144:5-7a←→詩篇18:7-16]

詩篇18篇に書かれている主の行われていることとは、天を押し曲げて降りてこられ
た、ケルブに乗って飛ばれた、やみを隠れ家として回りにおかれた、天に雷鳴を響か
せ、御声を発せられた、矢を放って散らされた、いなずまでかき乱された、いと高き
ところから御手を伸べる、大水から救われるということである。9つある。

詩篇144篇に書かれている主の行われていることとは、天を押し曲げて降りてく
る、山々にふれて煙を出す、いなずまを放って散らし、矢を放ってかき乱し、いと高
きところから御手を伸べ、大水から救われる。6つある。

しかし、おもしろいことに、詩篇18篇では、「~された」という言い方で書かれて
いるが、詩篇144篇では、「~してください」という言い方で書かれている。

また、詩篇18篇では、矢を放って散らしてくださいと言っているのに、詩篇144
篇では矢を放ってかき乱してくださいと言っている。詩篇18篇では、いなずまをは
なってかき乱してくださいと言っているのに、詩篇144篇ではいなずまをはなって
散らしてくださいと言っている。両方とも、「かき乱す」と、「散らしてください」
が反対になっている。

■王に救いを与える [詩篇144:10←→詩篇18:50]

詩篇144篇で、王に救いを与えると言うことは、急に出てくるように思うが、9-1
0節は中心だと思う。詩篇18篇では、王に救いを与えると言うことが結論のように
なっている。

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