Subject:
詩篇2篇の構造と問い
From:
"+mikuni@kanno.com" <mikuniML@kanno.com>
Date:
2003/09/22 11:12
To:
<saiwainet@egroups.co.jp>

こんにちは。菅野みくにです。

詩篇2篇の構造と問いを考えました。

【テーマ】
・国々は騒ぎ立っている
・地の王たちは相ともに集まる
・主と油注がれたものに逆らう
・主は彼らを見て笑われる
・主は怒りを持って彼らをおののかせる
・主はシオンにひとりの王を立てた
・主は定めについて語られた
・恐れおののきつつ喜んで、主に仕えよ
・主に身を避けるものは幸いである

【構造】

1-3節 国々は騒ぎ立ち、相ともに集まり主に逆らう
 1節 騒ぎ立つ
 2a節 相ともに集まる
 2b節 主に逆らう
 3節 彼らの言葉

4-9節 主は彼らを見て笑われ、一人の王を立てられる
 4節 主は笑われる
 5節 主は怒られる
 6節 一人の王を立てられる
 7-9節 主の定めについて語る

10-12節 主に仕えよ
 10節 王たちよ。悟り、へりくだれ
 11節 恐れおののきつつ喜んで、主に仕えよ
 12a節 主が怒り道で滅びないために
 12b節 主に身を避けるものは幸いである

【問い】
Q1. なぜ国々は主とメサイアに逆らうのか?

Q2. なぜ主とメサイアに逆らうときにだけ、国々は一致できるのか?

Q3. 6節のシオンに立てられた王とは誰のことか?

Q4. 12節の「道」とはどのような道なのか?1篇につながっているのか?

【気がついたこと】

・1-3節は、メサイアに出てくる。(36、37番)

・7節の言い方は、マタイによる福音書3:17、マルコによる福音書1:11、ルカによ
る福音書3:22に出てくる。

・12節の言い方は、詩篇34:8に出てくる。

・詩篇1篇に似ている。「道」についての話も出てくる。

【100文字文】

国々は騒ぎ立ち、相ともに集まり、主とメサイアに逆らう。しかし、主は彼らを笑わ
れる。そして、一人の王をシオンに立てられる。主に身を避けるものは幸いである。

【大切な節】
・12節 御子に口づけせよ。主が怒り、おまえたちが道で滅びないために。怒りは、
いまにも燃えようとしている。幸いなことよ。すべて主に身を避ける人は。

【3キーワード】
・幸いなことよ
・主に油注がれたもの
・笑われる

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