こんばんは
伊藤由美です。詩篇2篇の構造を送ります。
[構造]
A 1-3 地の王が反逆
1 国々と国民 つぶやく
2 地の王と治める者 主とメサイヤに逆らう
3 反逆者が 迫害する [かせを打ち砕く・綱を解き捨てる]
B 4-5 天の王が怒る
4 天の御座におられる方が 反逆者を笑う
5 主が 燃える怒りを宣言
A 6-9 王の御子が全地を支配
6 主が シオンに (天の)王を立てる
7ー8 主の定め=みことばの約束
(メサイヤは)わたしの子
(メサイヤに)国々と地を ゆずり 与える
9 (メサイヤが)支配する [鉄の杖で打ち砕く・器のように粉々]
B10-12 地の王が主に仕える
10 地の王とさばきつかさ 悟れ
11 主に仕えよ
12 御子に従え [主の怒りで滅びないため]
12bキー 主の怒りは 燃える
幸い 主に身を避ける者
[説明・問いetc.]
・1篇が新しいアダムの創造であるならば、2篇は新しいアダムの王としての支配を表わすものかと思われる。
・国々の王はメサイヤに逆らうが、主は御怒りを持って地を裁く。神の御子であるメサイヤは神の怒りをなだめて
全世界を正しく支配される。それゆえ、全地は主のものとなり、国々の王は正しく主に従うようになり、御怒りを免れる幸いな者となる。
・3節と9節は並行しているのか?
・7節の「主の定め」はこの場合契約の約束と考えてよいか?
・キーワード:神の燃える御怒り、
ゆずりー所有 と相続との関係、
鉄の杖と支配との関係
御子に口づけ、
・12節の「道」の扱い