Subject:
詩篇2篇
From:
伊藤 由美 <yumimama@bmmn.bias.ne.jp>
Date:
2003/09/22 21:01
To:
saiwainet@egroups.co.jp

こんばんは
伊藤由美です。詩篇2篇の構造を送ります。

[構造]
A 1-3 地の王が反逆
   1 国々と国民 つぶやく
   2 地の王と治める者 主とメサイヤに逆らう
   3 反逆者が 迫害する [かせを打ち砕く・綱を解き捨てる]

B 4-5 天の王が怒る
   4 天の御座におられる方が 反逆者を笑う
       5 主が 燃える怒りを宣言

A 6-9 王の御子が全地を支配
   6 主が シオンに (天の)王を立てる
   7ー8  主の定め=みことばの約束
        (メサイヤは)わたしの子 
        (メサイヤに)国々と地を ゆずり 与える
   9 (メサイヤが)支配する [鉄の杖で打ち砕く・器のように粉々]

B10-12 地の王が主に仕える
   10 地の王とさばきつかさ 悟れ
   11            主に仕えよ
   12            御子に従え [主の怒りで滅びないため]
     12bキー 主の怒りは 燃える
        幸い 主に身を避ける者

[説明・問いetc.]
・1篇が新しいアダムの創造であるならば、2篇は新しいアダムの王としての支配を表わすものかと思われる。
・国々の王はメサイヤに逆らうが、主は御怒りを持って地を裁く。神の御子であるメサイヤは神の怒りをなだめて
全世界を正しく支配される。それゆえ、全地は主のものとなり、国々の王は正しく主に従うようになり、御怒りを免れる幸いな者となる。
・3節と9節は並行しているのか?
・7節の「主の定め」はこの場合契約の約束と考えてよいか?
・キーワード:神の燃える御怒り、
       ゆずりー所有 と相続との関係、
       鉄の杖と支配との関係
       御子に口づけ、
・12節の「道」の扱い