Subject:
詩篇3篇 恐れについてのまとめ(ケイヤ)
From:
Date:
2003/10/01 14:07
To:
<saiwainet@egroups.co.jp>

こんにちは、+KannoKeiyaです。

詩篇3篇全体は恐れというテーマを中心に流れていると考えられるので、まとめまし
た。

この詩篇は詩篇2篇のように4つに分かれて、ABABとABBAの両方が考えられる構造に
なっている。その4つの段落はそれぞれ恐れと関係がある。

1-2で敵は多くなり、増えてきている。彼らは攻撃しているが、それは言葉による。
彼らは詩人のたましいに対して「神の救いはない」と攻撃している。敵は言葉による
攻撃をする。そもそも攻撃をする時には神の恐れが無いのである。主をただ怖がるに
しても恐れているなら、絶対に主に対して反抗し、主の民を攻撃しようというような
ことは考えない。

次に3-4では敵の攻撃してきた時に守られ、平和が与えられている。それは詩人が主
を恐れて、主を呼び求め、祈ったからである。普通、問題が起きると自分より上の人
に助けを求めるのである。

その次の5-6では敵を恐れることはないということを見ることができる。詩人は周り
に敵がいるけれども、主が自分と敵の間にいてくださるので、平安のうちに眠ること
ができる。これは第2列王記6:15-17に似ている。エリシャは主から言葉を受けていた
ので、イスラエルの敵についていろいろなことを助言していたが、それに対して怒っ
た敵は彼らを包囲した。しかし、エリシャは「恐れるな」としもべたちに言って、自
分たちの周りにも主の軍がいることを見る。

最後の7-8には敵が神を恐れるようになるということが書かれていると考えられてい
る。これは詩篇2篇の最後に似ている。預言書に書かれている通り敵はさばかれるこ
とによって主を知り、主を恐れるのである。

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+KeiyaKanno
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