Subject:
詩篇3篇 よく分かったこと
From:
"+mikuni@kanno.com" <mikuniML@kanno.com>
Date:
2003/10/03 11:38
To:
<saiwainet@egroups.co.jp>

こんにちは。菅野みくにです。

詩篇3篇についてよく分かったことをまとめました。

■構造:

この詩篇は「ダビデによる」と書かれている詩篇の一番最初です。

この詩篇の構造は4つに分かれています。この構造は、「ABBA」でも「ABAB」にでも
分けることができます。

1-2節
3-4節
5-6節
7-8節

そして、この詩篇には「セラ」というものがあることが分かります。これは、「休
符」、「息継ぎ」だとか言われていますが、正確には誰も分かりません。これを、無
視する人もいますが、+カンノパパは「セラ」を尊重しています。

「セラ」というのはこの詩篇を書いた人が書いた本文に入っているもので、詩篇3篇
の「題」とは違います。「題」は、誰かが付け加えた者で、最初の本文には入ってい
ませんでした。

■節と関連している聖書箇所:

「対比の表」に書かれているように、「恐れる」と言うことがこの詩篇の大切なテー
マです。1-2節では、敵が神様を恐れていません。3-4節では、詩人が神を恐れて
いて、5-6節で、詩人は敵を恐れていません。最後の7-8節では、敵が神様にさば
かれて神様を知るようになるのです。「知る」と言うことを違う言い方で言うと、
「恐れる」になります。具体的に、敵が神様を恐れないと書かれているところは、
ローマ人への手紙3:10-18です。

3:4節にある「私が主を呼ぶと、主は答えてくださる」という言い方を一言で言うと
「救い」と言うことになります。「呼ぶと答えてくださる」と言うことは、来週の詩
篇4篇にも出てきます。また、今週の木曜日の通読、エレミヤ33:3にも出てきま
した。その箇所を見ればこの言い方の反対の言い方が分かります。反対は、「神様が
私たちを呼んで私たちが命令を守る」と言うことです。

7節の「主よ立ち上がってください」と言うことは、民数記10:35にある契約の
箱が出て行くときの言い方です。また、契約の箱が帰ってくるときには、「主よお帰
り下さい。幾万の民のもとに。」と言います。3:6節では、敵が幾万の民になって
いますが、民数記10:36を見れば分かるように敵がさばかれて、神様の民が幾万
になったのです。

■大切な聖書箇所:

ローマ3:10 それは、次のように書いてあるとおりです。「義人はいない。ひとりも
いない。
ローマ3:11 悟りのある人はいない。神を求める人はいない。
ローマ3:12 すべての人が迷い出て、みな、ともに無益な者となった。善を行なう人
はいない。ひとりもいない。」
ローマ3:13 「彼らののどは、開いた墓であり、彼らはその舌で欺く。」「彼らのく
ちびるの下には、まむしの毒があり、」
ローマ3:14 「彼らの口は、のろいと苦さで満ちている。」
ローマ3:15 「彼らの足は血を流すのに速く、
ローマ3:16 彼らの道には破壊と悲惨がある。
ローマ3:17 また、彼らは平和の道を知らない。」
ローマ3:18 「彼らの目の前には、神に対する恐れがない。」

民数記10:35 契約の箱が出発するときには、モーセはこう言っていた。「主よ。立ち
上がってください。あなたの敵は散らされ、あなたを憎む者は、御前から逃げ去りま
すように。」
民数記10:36 またそれがとどまるときに、彼は言っていた。「主よ。お帰りくださ
い。イスラエルの幾千万の民のもとに。」

詩篇4:1 私が呼ぶとき、答えてください。私の義なる神。あなたは、私の苦しみのと
きにゆとりを与えてくださいました。私をあわれみ、私の祈りを聞いてください。
詩篇4:3 知れ。主は、ご自分の聖徒を特別に扱われるのだ。私が呼ぶとき、主は聞い
てくださる。

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