Subject:
詩篇4篇 怒りについて(ケイヤ)
From:
Date:
2003/10/10 21:52
To:
<saiwainet@egroups.co.jp>

こんにちは、+KannoKeiyaです。

怒りについてまとめました。

この詩篇には直接「怒る」という言い方はでてこないが、関連している重要なテーマ
の一つである。

今週の学びをした時に4篇とカインとアベルのストーリーがつながっているというこ
とが指摘されたが、その中に怒るということが特別にでてくる。カインはアベルのい
けにえだけが主によって受け入れられ、良いとされた時に自分のいけにえはなぜ受け
入れられないかと激しく怒った。その時に主は彼に対して語られ、罪は戸口で待ち伏
せし、カインのことを狙っていると言われた。その通りにカインは罪を犯し、アベル
を殺してしまった。
カインは怒るのではなく、何をするべきかは4:4に書かれている。激しく怒るのでは
なく、静かに考えるべきであった。
また5節には怒ってしまった時に何をすればいいのかが書かれている。その時には信
仰という水によって燃えている怒りを消すべきである。主が良くしてくださるという
信仰を持つ時にその怒りは消える。

怒りが殺人につながるということは新しい律法である山上の説教の5:21-26に書かれ
ていて、そこで主イエス・キリストは殺人してはならないという命令の適用について
話している。そこで怒って兄弟をだめにしようとするなら、ゲヘナに投げ入れられる
と書かれている。それで怒っていたことを思い出したなら、義のいけにえを捧げる前
に兄弟との関係を平和にし、その後に主との関係を平和にする。このように正しくな
い怒りは殺人と同じ罪である。

またこの詩篇では平和と怒りの関係についても書かれている。怒りと平和は対比され
ている。それは神と私たちの罪のによって分かる。私たちが罪を犯す時に義なる神は
その罪に対して怒る。しかし、私たちが罪を悔い改め、神がその罪を赦してくださる
時に関係は平和となる。そして平和となったので良いものを与えて喜ばせてくださ
る。

このようなことを見たあとに新約聖書で怒りについて見ると興味深いことが分かる。
何箇所かあるが、その中でも大切なエペソ人への手紙4:26, 27を特に見てみる。そこ
でパウロはエペソの教会に対して怒ってはならないと命じている。その理由は27節に
書かれていて、悪魔に攻撃する機会を与えないためである。カインは怒ったので悪魔
に攻撃の機会を与え、滅びてしまった。

このようなことを読んだ私たちは兄弟たちに対して怒らないで、平和の関係を保ち、
そして主との関係を平和に保つべきである。

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+KeiyaKanno
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May God Bless You!
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