こんばんは 伊藤由美です 詩篇5篇の構造を送ります
[構造]
1~6 訴え
X7 神を畏れる礼拝
8~10 訴え
X11~12 神からの祝福
[構造の詳細]
1~6
A1~2 聞いて下さい →王なる神よ
キー:私は心を向けて祈る
B 3~4 聞いて下さい →義なる神よ
キー:神は悪を退ける(高慢・不法・偽り・流血)
7 神が招いて下さるので畏れて礼拝します
8~10
B 8~9 道をまっすぐにして下さい →義なる神よ
キー:待ち伏せる者に機会を与えないため
(偽りをもって破滅の策略を企む)
A10 敵を裁いて下さい(悪の自滅) →王なる神よ
キー:敵は神を畏れない
11~12 キー:神が正しい者を祝福して下さるので
→御名を畏れる者は主を誇る
[テーマ]
神を畏れること、正しく裁かれる方に委ねること、正しい者が賜わる祝福
[まとめ]
ダビデは待ち伏せする者によって危機にあるが、朝明けに(何はさておいても)神さまご自身に訴えて
神を畏れる正しい礼拝を捧げる。神は正しい者の歩みを支えて、悪者が自分の罪によって滅びようにされるので、
正しい者は祝福される。祝福された者はさらに神への信頼を深め、主に御名の栄光を帰すのである。
[キーワード/質問等]
・3節の「朝明けに」の意味すること
・6節の「血を流す者」「欺く者」
・7節の「家」「聖なる宮」
・8節の「待ち伏せる者」は前回の創4:7の「罪は戸口で待ち伏せして」を思い出すが今回は如何に?
具体的な人物は想定できるのか?
・8節の「道をまっすぐに」はここではどのように考えるべきか
・9節の「のどが開いた墓」とは?
・10節の「おのれのはかりごとで倒れる」というのは、
(関係ないとは思うが)ハマンがモルデカイのために用意した柱に自らがかかることを思い出す。
いずれにしても、悪者は正しい者の正しさの前に生きる余地はなくなるということがわかる。
・12節の「大盾で囲む」 cf.詩篇3:3 「愛で囲む」