Subject:
詩篇6篇 研究のための下ごしらえ(ケイヤ)
From:
Date:
2003/10/20 11:28
To:
<saiwainet@egroups.co.jp>

こんにちは、+KeiyaKannoです。

●構造

A 1 主よ。怒って、責めないでください

    B 2-3 私は恐れ、衰えている

A 4-5 主よ。救ってください

    B 6-7 私は敵によって衰えている

A 8-9 主は祈りを聞いてくださった

    B 10 敵は恥を見て、恐れる

●構造の説明

この詩篇は主と人間が3回繰り返されている構造となっている。

Aでは主が強調されている。

1節では主が怒っているので、詩人は怒って責めないでくださいと祈っている。

4-5で詩人は主と離れているように見えるので、帰ってくださいと願っている。それ
は彼にとって救いである。また詩人はこのように離れているのは死の状態であると
言っている。これはアダムはよく知っていた。彼は実際に死とは知らなかったが、神
との関係がだめになり、神から離れてしまうということは知っていた。

8-9で主は答えてくださっている。主は祈りを聞いてくださり、救われる。

Bでは人間が強調されている。

2-3は詩人について書かれている。詩人は衰えていて、恐れている。

6-7でも詩人について書かれているが、敵がいることがわかる。詩人は2-3のように衰
えているが、それは敵のためであることがわかる。

10節は敵について書かれている。詩人は敵が恐れ、恥を見るようにと願っている。つ
まり立場が逆転するようにということである。

●問い

・なぜ、詩人は怒られているのか?主はなぜ、怒っているのか?

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May God Bless You!
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