Subject:
いのちのことば社 新聖書講解シリーズ 詩篇40篇 富井悠夫著
From:
"Miwaza Kanno" <miwazaML@kanno.com>
Date:
2001/06/22 11:47
To:
+さいわいネット <saiwainet@egroups.co.jp>

菅野みわざです。

■参考とした文献:
いのちのことば社 新聖書講解シリーズ 詩篇40篇 富井悠夫著

■題:
私の耳は開かれた

■概説:
ダビデは現在、苦しみの中で過去の恵みを思い出し、主に救いを求めている。
この詩篇は11節と12節の間で大きく分かれている。
「耳を開かれる」いうことが信仰告白の基礎であること詩篇は教えている。
進行は聞くことから始まり、聞くことは、キリストについてのみ言葉によるのです。
(ローマ)

■構造:
1-12 過去の救いと感謝の服従
        祈りは聞かれた (1-3)
        恵みの豊かさ (4-5)
        感謝の服従 (6-8)
        救いの公的証言 (9-11)
13-17 現在の苦しみと救い

■大切なこと:
「切なる思い出とは」、「待つ」という言葉を重ねて強調した表現である。
2節の「滅びの穴」「泥沼」はたとえ的な表現でダビデが経験した危険をいってい
る。
「新しい歌」とは「われらの神への賛美」である。
5節は信仰告白である。主のわざの内容が「奇しいわざ」と「御計り」であって、そ
れはほかに比べられるものはないといっている。
6-8節はへブルの10:5-7に引用されてる。
6節の「耳を開く」は「心の耳」のことをいっている。
「巻物の書」とは特定の書というより巻物に書いてあることを強調している。
「よい知らせ」とは福音のことを言っているのである。
11節のあわれみを「惜しまない」とはくちびるを「押さえません」と同じことであ
る。
14節は35篇の4節とほとんど同じである。
16節の「慕い求めるもの」とはダビデの証言を聞いて主を信じるもののことである。