Subject:
詩篇7篇 さばきについて(ケイヤ)
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Date:
2003/10/28 15:15
To:
<saiwainet@egroups.co.jp>

こんにちは、+KannoKeiyaです。

この詩篇からさばきについて何が教えられるかををまとめました。

最初に詩人は主に対して祈り、救ってくださいと言っている。その救いとはさばきを
求めるということである。詩人が悪者から助け出されるためには守られるだけではな
く、悪者がいなくなってこそ救いと呼ぶことができるのである。

3-5で詩人はのろいの誓いをしている。もし自分が悪を行ったらそれに対して報いを
し、さばかれて、のろわれてもよいと言っている。

詩人は6節で主に立ち上がってくださいと願っているが、それは立ち上がってさばい
てくださいという意味が含まれている。

7-8aで主は全世界の人々を集めて、その上の王となってくださり、彼らをさばかれる
と言われている。王の働きは民を義しくさばくことである。そのためにソロモンは知
恵を主に求めた。

8bで詩人は弁護してくださいと祈っていて、これは裁判の時の言葉であると考えるこ
ともできるが、ヘブル語ではさばきという言葉である。しかし、義人をさばくという
言い方をするのは抵抗があったからこのように訳したのであろう。

11-14で実際に悪者は主によってさばかれ、滅ぼされると確信している。

15-16で悪者に対するさばきが書かれているが、それは目には目、歯には歯の原則に
従っている。義人を落とそうと穴を掘っていたら自分で落ちる。また害毒で義人を毒
そうとしていたら自分がそれによって毒されてしまった。

17節で義のために主を賛美しようと言っているが、その義とは救いをなしてくださ
り、公正なさばきを行われるということである。

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+KeiyaKanno
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May God Bless You!
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