Subject:
詩篇9篇
From:
伊藤 由美 <yumimama@bmmn.bias.ne.jp>
Date:
2003/11/17 17:10
To:
saiwainet@egroups.co.jp

伊藤由美です
詩篇9篇の構造を送ります。

【前半】
a. 1ー2 感謝 業を語る 主を喜び誇る 御名をほめ歌う
b. 3-4 敵は神の前でつまずく キー:神はわが訴えを支持する御座に座す義の裁き人
c. 5-6 神は異邦人達を責め、滅ぼす 敵は絶えて永遠の廃虚
d. 7-8 主は永遠に座る 世界を正義をもって裁く
e. 9-10 主が虐げられる者のとりでであるように 御名を知る者は主により頼む
                        キー 主は主を求める者を見捨てない

【後半】
a'. 11-12 シオンに座す主をほめよ 業を告げよ キー 血に報いる方は貧しい者達を忘れない
b'. 13-14 主は死の門から引き上げて下さる シオンの娘の門で賛美
c'. 15-16 異邦人達は自分の造る穴に陥る 主現れ裁き悪者は自分の罠
d'. 17    悪者と異邦人達は陰府へ
e.' 18-20 キー 貧しい者達の望みは失せない
      主が立ち上がり 人間は低くなるように 異邦人達が主の前で裁かれる
      異邦人達が主を恐れ おのれが人間であると知る

[説明]
・9篇はアルファベットによる詩になっていて、10篇と続いているようである。
・大きく分けて前半と後半に分かれ、a~eがそれぞれ対応しているように思われる
・a-a'は賛美
・b-b'では神が神の民を高くする
・c-c'では異邦人達が低くなる
・d-d'で、永遠なる主は正義をもって裁くので、悪者は立ち行かなくなって陰府へ行く
・e-e'は結論:主は弱い者を覚えて下さる方で、より頼む者に答えて義をもって悪を裁いて下さるので、
       主を恐れる者が増え、悪者は生きる余地がなくなる。