Subject:
詩篇10篇 +カンノパパの構造
From:
"+mikuni@kanno.com" <mikuniML@kanno.com>
Date:
2003/11/28 11:27
To:
<saiwainet@egroups.co.jp>

こんにちは。菅野みくにです。

詩篇10篇の+カンノパパの構造について短くまとめました。

■構造:

詩篇10篇は前半と後半に分けることができます。そして、ほとんどの人がそのよう
に分けています。前半は1-11節で、後半は12-18節です。

前半の1節と11節が並行していて、後半の12節と17-18節が並行していま
す。まずは、前半の1節と11節についてみてみましょう。

1節では、神様になぜ遠く離れているのですか。なぜ、御顔を隠されるのですかと
行っています。一言で言うと、「隠」と言うことになります。

11節では、悪者が心の中で、「神は忘れている。顔を隠している」と言っていま
す。これも一言で言うと、「隠」と言うことになります。

次に後半の12節と17-18節のつながりを見ることにしましょう。12節で、詩
人は立ち上がってください。貧しい者を忘れないで下さいと言っています。これを、
一言で言うと、「貧覚」と言うことになります。

17-18節では、神様が貧しい者、みなしご、しいたげられた者を絶対に忘れない
と言っています。これも一言で言うと、「貧覚」と言うことになります。

次に、その中身の2-10節と、13-16節を見てみましょう。

2-10節は二つに分けることができます。2-6節と、7-10節です。2-6節
では、悪者が高ぶっていると言うことが書かれています。つまり、これは、悪者が王
のようになっていると言うことです。

7-10節で、悪者は、悩む者、不幸な者を、待ち伏せして、しいたげています。

それに並行している、13-16節を見ると、前半では、神様は見てないと悪者が
言っているのに、神様がじっと見つめていると言っていることが分かります。

そして、悪者が高ぶって王様のようになっていたのが、さばかれて、神様が世々限り
ない王様になっていると言うことが分かります。

---------------------------
+かんのみくに@カンノファミリー
  mailto:mikuni@kanno.com
  http://saiwai.net/mikuni/
  お手紙好きのくーちゃん
  メールチェックは一日中
---------------------------