Subject:
詩篇11篇 +カンノパパの構造
From:
"+mikuni@kanno.com" <mikuniML@kanno.com>
Date:
2003/12/05 11:34
To:
<saiwainet@egroups.co.jp>

こんにちは。菅野みくにです。

詩篇11篇の+カンノパパの構造についてまとめました。

■構造:

この詩篇の+カンノパパの構造は、大きく3つに分かれている。4節は、小さく二つ
に分ける。

1-3節 拠り所
 4a節 主の御座
 4b節 調べる
5-7節 正しい者と悪者を調べる(見る)

この構造には、3つの考え方がある。

一つ目の考え方は、1-3節、4節、5-7節に分けて、4節を中心とする。また、
1節と7節が並行していると考える。1節で、わたしは主に身を避けると言ってい
る。つまり、これは「~する」と言うことである。7節でもわたしは主を仰ぎ見ると
言っている。これも、「~する」と言うことである。

二つ目の考え方は、1-4a節と4b-7節の二つに分ける。そして、1節と4a節が
並行していて、4b節と7節が並行していると考える。1節で、「わたしは主に身を
避ける」と言っている。4a節で、その拠り所がどこにあるかを話している。また、
4b節で、「主は調べる、見通す」と言っていて、7節で、「直ぐな人は御顔を仰ぎ
見る」と言っている。ヘブル語では、「見通す」という言葉と、「仰ぎ見る」という
言葉がおなじである。

3つ目の考え方は、1節と7節を並行していると考えることである。これは、一つ目
の考え方と同じように、1節で、わたしは主に身を避けると言っている。つまり、こ
れは「~する」と言うことである。7節でもわたしは主を仰ぎ見ると言っている。こ
れも、「~する」と言うことである。

このような考え方になる。

1-3節では、「どこに、何に信頼するか」について話している。5-7節では、
「なぜ信頼しているのか」について話している。

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