Subject:
詩篇13篇 「いつまで」
From:
"+mikuni@kanno.com" <mikuniML@kanno.com>
Date:
2003/12/16 11:58
To:
<saiwainet@egroups.co.jp>

こんにちは。菅野みくにです。

詩篇13篇に、「いつまで」という言葉が、4回も出てきて、特徴のある言葉なので探し
ました。

■詩篇4:2

人の子たちよ。いつまでわたしの栄光をはずかしめ、むなしいものを愛し、まやかし
ものを慕い求めるのか。

人の子たちは、主の栄光をはずかしめ、むなしいものを愛し、まやかしものを慕い求
めているので、「いつまでそれをやっているのか」といっている。

■詩篇6:3

私のたましいはただ、恐れおののいています。主よ。いつまでですか。あなたは。

詩人は、主に、いつまでですか。帰ってきてくださいといっている。この詩篇で、詩
人は衰えている状態にある。

■詩篇35:17

わが主よ。いつまでながめておられるのですか。どうか私のたましいを彼らの略奪か
ら、私のただ一つのものを若い獅子から、奪い返してください。

詩人は主に、いつまで見ておられるのですか。どうか、詩人のたましいを奪い返して
くださいといっている。

■詩篇62:3

おまえたちは、いつまでひとりの人を襲うのか。おまえたちはこぞって打ち殺そうと
している。あたかも、傾いた城壁か、ぐらつく石垣のように。

詩人は、悪者たちに、いつまで一人の人を撃ち殺そうとしているのかといっている。

■詩篇74:9

もう私たちのしるしは見られません。もはや預言者もいません。いつまでそうなのか
を知っている者も、私たちの間にはいません。

もうしるしは見られない。それは、預言者がいないからである。いつまでどのような
ことになるかを知っているものもいないといっている。

■詩篇74:10

神よ。いつまで、仇はそしるのでしょうか。敵は、永久に御名を侮るのでしょうか。

詩人は、主にいつまで敵は主の御名を侮るのですかといっている。

■詩篇79:5

主よ。いつまででしょうか。あなたは、いつまでもお怒りなのでしょうか。いつま
で、あなたのねたみは火のように燃えるのでしょうか。

詩人は、主にいつまで怒っておられるのかといっている。

■詩篇80:4

万軍の神、主よ。いつまで、あなたの民の祈りに怒りを燃やしておられるのでしょ
う。

詩人は、主にいつまで、民の祈りに怒りを燃やしておられるのかといっている。

■詩篇82:2

いつまでおまえたちは、不正なさばきを行ない、悪者どもの顔を立てるのか。

悪者たちは、いつまでも不正なさばきを行い、不正なさばき主を立てている。

■詩篇89:46

主よ。いつまででしょうか。あなたはいつまでも身をお隠しになるのでしょうか。い
つまで、あなたの憤りは火のように燃えるのでしょう。

詩人は主に、いつまで怒っておられるのかといっている。また、主は身をお隠しに
なっている。詩篇13篇では、主は御顔を隠されている。

■詩篇90:13

帰って来てください。主よ。いつまでこのようなのですか。あなたのしもべらを、あ
われんでください。

詩人は、主にいつまでこのような状態なのですか。わたしを喜び楽しむようにしてく
ださいといっている。

■詩篇94:3

主よ。悪者どもはいつまで、いつまで、悪者どもは、勝ち誇るのでしょう。

悪者はいつまで、勝ち誇っているのですかといっている。詩篇13篇の2節も同じこと
を言っている。

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