Subject:
詩篇14篇 まとめ(ケイヤ)
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Date:
2003/12/26 11:42
To:
<saiwainet@egroups.co.jp>

こんにちは、+KeiyaKannoです。

詩篇14篇をまとめました。

この詩篇の構造を考える人たちには2通りある。ある人たちは4節を前に付け、他の人
たちは4節をあとに付ける。

4節を前にする人は1-3までで言われていた不法を行っている者の話の続きであると考
え、1-4は悪者、5-6は正しい者、そして7節は賛美という構造にする。

ここをあとに付ける人は4節をさばきの始まりであると考えて、1-3に書かれている神
はいなく、善人がいないという問題が4-6で解決するというような構造にする。

かんのパパの構造は4節をあとにつけるという構造を採用している。

1-3 問題
  1a 「神はいない」
      1b 善人はいない
  2 悟者はいない
      3 善人はいない

4-6 解決・さばき
  4a 不法者は知らない
      4b 民を迫害し、主を求めない
  5 恐れに恐れ
      6 民を迫害する

7 賛美

1-3でテーマになっているのは「いない」ということである。まず悪者は「神はいな
い」と言う。このようになっているので、1bと3節で義人はいなくなったと言われて
いる。

2節で神が見ると悟りのある者がいないと言われているがこれが1aとつながっている
ことを深く見るために箴言を見る必要がある。この悟りのある者の別の言い方は知恵
のある者である。これは1aにでてくる愚か者と正反対である。彼らの違いは恐れがあ
るか、ないかである。箴言1:7では知恵を得るためには主を恐れなければならないと
言われている。愚かになるのは主を恐れていないからである。彼らは主を恐れていな
いので「神はいない」などと言うことができ、義人を攻撃する。

前半にでてきたテーマは後半に発展してでてくる。

4aで不法を行う者は知らないと言われているが、彼らが知らないのは5節にあるよう
に主が義人とともにいてくださることである。彼らは知らなく、主を恐れていない
で、5節で恐れるようになる。

4bで悪者は民を迫害しているが、攻撃している者たちは主を恐れていない。6節でも
民に対する迫害がでてくるが、民は主を呼び求めるので、主は避け所となってくださ
る。

7節で賛美をしなさいと言われているのは善を行う者がいなかったのに、民が戻って
きたからである。

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+KeiyaKanno
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