Subject:
詩篇16篇と詩篇73篇(ケイヤ)
From:
Date:
2004/01/07 12:44
To:
<saiwainet@egroups.co.jp>

こんにちは、+KeiyaKannoです。

詩篇73篇と比べてみました。

●詩篇73篇の概要

この詩篇がでてきたのは、16:2のクロスリファレンスに73:25があったからである。

この詩篇は第3巻の最初の詩篇でアサフが歌っている。アサフは悪者がこの世でさば
かれずに、栄えているが、自分は苦しみの中にいるのを見て、嘆く。しかし、主は最
終的に彼らをさばかれるということを悟る。

最初にアサフは神がイスラエルの「聖徒」に対して善を行ってくださるお方であるこ
とを告白する。しかし、この世での現状を見て、彼はすべりそうになった。彼は悪者
が栄え、高慢になって、神はいないと言っていて、自分は苦しんでいたのを見たから
である。

しかし、17節以降で彼らは絶対にさばかれるということをアサフは悟った。それは主
が彼らをさばかれるからである。

若い時にアサフは愚かでこのようなことを悟ることはできなかったが、その時にも主
は「右」にいてくださり、栄光を与えてくださった。それで彼は主が「自分の分の土
地」であると告白する。悪者は滅びるが、詩人は主の近くにいて、避け所である主に
守られているので、幸い、善である。アサフはこのことを通して本当に「神は、イス
ラエルに、心のきよい人たちに、いつくしみ深い。」(1節)ということを悟ったの
である。

●全体的な対比

詩篇16篇を見ると偶像礼拝をする者は4節痛み、主に身を避ける者は73篇の悪者のよ
うに平安になっている。この状態が本当にあるべきことであるが、73篇では逆転して
いる。

●主が分の土地であるという言い方の意味

これは推測にすぎないが、73篇でアサフは悪者が財産があり、祝福があると言ってい
る。それを考える時に自分の土地も含まれている。アサフは自分はそれを持っていな
いように見えた。しかし、主は分の土地であるということを悟り、そこにしか祝福は
ないということを知ったのである。

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