Subject:
詩篇16篇 まとめ
From:
"+mikuni@kanno.com" <mikuniML@kanno.com>
Date:
2004/01/09 11:38
To:
<saiwainet@egroups.co.jp>

こんにちは。菅野みくにです。

詩篇16篇についてまとめました。

詩篇16篇の構造は難しい。構造は、大きく2つに分けることが出来る。1-7節と
8-11節である。今週は特に8-11節を見た。

また、8-11節は、使徒行伝2:25-28に引用されている。

8節では詩人が、前に主を置いている。また、主が詩人の右におられる。しかし、1
1節の所では、ヤハウェの前に喜びが満ちていて、主の右に楽しみがあると言ってい
る。それで、8節はヤハウェと詩人の関係について書かれていて、11節は御父と御
子の関係について書かれている。

10節は復活の預言で、新約聖書に二回も引用されている(使徒行伝2:31,13
:34)。また、11節のいのちの道とは、具体的には、主が共にいてくださる道で
ある。

ルカによる福音書24:25-27節の、キリストが復活された後にいろいろあらわ
れてくださった一つのところで、二人の弟子たちがキリストについて話していた。ひ
とりの名はクレオパであった。彼らは、キリストだと言うことが分からなかった。し
かし、キリストは、彼らにご自分のことが聖書の中で預言されている所を説明した。
その中で詩篇16篇も説明されていたかもしれない。

そのあとの44-49節で、二人の弟子たちが11使徒たちに、キリストは本当によ
みがえられたのだというと、キリストご自身が彼らにあらわれてくださった。そし
て、モーセの律法と預言書と詩篇に書いてあることは、全部成就したと言われた。ま
た、キリストは弟子たちが十字架と復活の証人であることを告げられた。キリスト
は、彼らに力が与えられるまではエルサレムに留まっていなさいと言われた。

使徒行伝2章に、詩篇16篇が引用されているので、その位置づけを見ると、弟子た
ちがペンテコステの日に、聖霊に満たされて、語ったことばであることが分かる。で
は、その前の使徒行伝1章も見なければならない。

まず、1章を見ると、ひとりの使徒が脱落してしまったので11使徒になっているこ
とが分かる。そこで、使徒たちはひとりを選ぶが、使徒になる条件として、ヨハネの
バプテスマから、天に上げられた日まで、いつも行動を共にした者、キリストの復活
の証人であると言うことが22節に書かれている。

キリストが復活されたのは、人々に御霊を与えるためである。また、これは父の約束
であると言うことが4-5節を見れば分かる。6節で、弟子たちがいつ御国が再興さ
れるのか?と聞くと、キリストはその答として、あなたがたに御霊が与えられる時
に、力も与えられて、その時に御国が再興されると答えられる。御霊が与えられると
いうのは神様が共に住んで下さると言うことになる。

十字架だけでは、福音は完成しない。復活もなければならない。それだけでもだめ。
御霊が与えられると言うことも大切である。しかし、神の御国が来なければ完成しな
い。ここで、初めて福音が完成するのである。

また、使徒行伝の1章を見れば分かるように、イスカリオテのユダは詩篇16:4の
状態になってしまった。彼は、本物のゆずりの地である神を売って、不正なことをし
て、地所を手にいれた。

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