Subject: 詩篇17篇 悪者が栄える |
From: "+mikuni@kanno.com" <mikuniML@kanno.com> |
Date: 2004/01/14 12:10 |
To: <saiwainet@egroups.co.jp> |
こんにちは。菅野みくにです。 詩篇17篇の悪者が栄えていると言うことについてまとめました。 聖書の中で、悪者が栄えていることが多い。特に、創世記の4章で、セツの子孫より も、カインの子孫の方が、技術が進んでいる。また、ヤコブとエサウの所でも、エサ ウはヤコブと会うときにかなり栄えていることが分かる。ヤコブは最初は何も持って いなかった。 そうすると、一つの質問が出てくる。「なぜ悪者が栄えているのか?」という質問で ある。その質問の答えはすぐには出てこない。また、その質問をもっと具体的に言う と、「なぜ神様は悪者が栄えるのを許しているのか?」と言うことにもなる。 悪者が栄えているときの問題は、10節の「高慢」と言うことになる。悪者は栄える と高慢になってしまう。箴言6:16-19で、悪者が行う主の忌みきらうことが7 つ述べられている。 ・高ぶる目 ・偽りの舌 ・罪のない者の血を流す手 ・邪悪な計画を細工する心 ・悪に走るに速い足 ・まやかしを吹聴する偽りの証人 ・兄弟の間に争いをひき起こす者 悪者が栄えて、高慢になり、上のような状態になると、次に、彼は、弱い者、貧しい 者をしいたげることになる(詩篇82篇)。 悪者が栄えている理由は一つ考えることが出来る。それは、サタンが頼んで、悪者が 栄えることになっている。このパターンは、ヨブにも出てくる。 では、このように悪者が栄えているときには、私たちは何をすればよいのか。それ は、7節のように、主に祈って、「奇しい恵みを示して下さるように」祈る。する と、主は立ち向かう者から身を避けて右の手に来る者を救ってくださる。そして、身 を避ける者をひとみのように見守り、御翼の陰にかくまってくださる。 どのような者が救われて、主に身を避けることが出来るのか。どのような人が、ひと みのように見守られ、御翼の陰にかくまってもらえるのかというと、3-5節を行う 者である。3-5節には4つの(?)正しい行いが書かれている。 ・口のあやまちを犯さない者 ・無法な者の道を避ける者 ・歩みが主の道を堅く守る者 ・足で堅く立ってよろけない このように行う人は、主に身を避けることが出来る。また、ひとみのように見守ら れ、御翼の陰にかくまってもらえる。正しい人が、このように行う理由は、悪者が栄 えているからである。悪者が栄えているときに、反対に悪いことを行ってはいけな い。 --------------------------- +かんのみくに@カンノファミリー mailto:mikuni@kanno.com http://mikuni.net/ お手紙好きのくーちゃん ---------------------------