Subject:
詩篇18篇 研究のための下ごしらえ(ケイヤ)
From:
Date:
2004/01/19 11:36
To:
<saiwainet@egroups.co.jp>

こんにちは、+KeiyaKannoです。

●構造

A 1 私は主を賛美する

    B 2-3 主は敵から救う方

        C 4-6 苦しみの中から叫び、答えがあり、救われた

            D 7-19 主は敵をさばき、滅ぼし、私を助ける

                E 20-24 私のきよさにしたがってさばく

                E 25-29 目には目、歯には歯という行いに相応しくさばく

            D 30-40 主は私を強くしたので、敵を滅ぼす

        C 41-42 敵は叫んでも答えられず、滅ぼされた

    B 43-48 主は敵を従わせ、復讐してくださる方

A 49-50 私は主の御名を賛美する。

●気が付いたこと

・この詩篇は第2サムエル記22章で賛美されている。

・18篇に関連しているテーマがある詩篇はたくさんある。

・この詩篇からは主がどのようなお方なのかを具体的に学ぶことができる。

・2-3のような言い方は詩篇の中で何度もでてくる。

・6節はソロモンが神殿奉献の時に祈った祈りを思い出す。ソロモンは民がどのよう
な場所にいても、どのような状態であっても宮に向かって祈るなら、聞いてください
と願った。

・主が降りてこられるというテーマは他の詩篇にもたくさんnある。このように主が
降りてこられるのはさばきを下すためである。このテーマは詩篇の他にノアの洪水の
前、バベルの塔の時・・・などにもでてくる。主が悪者をさばくということは、よく
矢と火での攻撃によってあらわされる。

・主と雲の関係は出エジプト記、民数記などによくでてくる。主は雲の中にあってイ
スラエルの中に住んでくださった。

・主は人を助けてくださる時によく引き上げてくださる。この詩篇でも主は詩人を引
き上げて、堅く立たせてくださった。

・20-24はABBAまたはABCBAの明らかなキアスマスになっているが、これがこの詩篇の
他の部分とどのような関係があるのかは分からない。ここではABCBAの構造を書いて
おく。

A 20 主は義にしたがって報われた
    B 21 道を守る: 悪を行わない
        B(C) 22 さばきは前にある: おきてを守る
    B 23 主の前で完全: 罪から守る
A 24 主は義にしたがって報われた

・25-27で主は目には目、歯には歯のさばきを行ってくださるということが言われて
いる。行ったことに対して相応しいさばきをすることこそ義しいさばきである。

・この詩篇は王の詩篇であるので、義しいさばきをする、敵に対して戦い、復讐し、
勝利を得るなどのテーマがでてくる。特にこのテーマは後半に目立つ。

●研究課題

・主はどのようなお方なのかを書き出す
・詩篇16篇からのつながりを考える
・

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