Subject: 詩篇18篇 歴史的背景 |
From: "+mikuni@kanno.com" <mikuniML@kanno.com> |
Date: 2004/01/23 11:29 |
To: <saiwainet@egroups.co.jp> |
こんにちは。菅野みくにです。 詩篇18篇の歴史的背景についてまとめました。 みなさんもよく知っているように、第二サムエル記22章は詩篇18篇と同じです。第 二サムエル記(ダビデ木)の22章は、ダビデの最後の祈りです。サムエル記全体は 全部で55章ありますが、その中の最後の祈りとなっています。 では、最初はどうなっているのでしょうか。最初にはハンナの祈りがあります。第一 サムエル記2章で、ハンナはサムエルが与えられたので、祈っています。岩について 研究した人は分かると思いますが、ハンナは、主は岩であると祈りの中で告白してい ます。 サムエル記の最初は、ハンナ(恵み)の祈りで始まって、最後はダビデ(愛)の祈り で終わっています。ハンナが祈った祈りの結果としてダビデが与えられました。ハン ナはメサイヤを待ち望んでいました。それで、ダビデが与えられたのです。そして、 ダビデは本物のメサイヤであるキリストを待ち望みました。 サムエル記の最初と最後に祈りがあるので、サムエル記全体の真ん中はどうなってい るかを見ると、真ん中にはアビガイルの話が入っていました(第一サムエル記25 章)。 アビガイルの夫の「ナバル」(バカということばに似ている)は、ダビデをののしっ たので、ダビデは彼に復讐をしようと思っていました。しかし、アビガイルの祈り (とりなし)によって復讐はしませんでした。 アビガイルの夫ナバルは、善に変えて悪を報いました。しかし、ダビデは、悪に変え て善を報いました。それは、ダビデは主が復讐して下さると言うことを知っていたか らです(ローマ12:19「復讐はわたしのすることである。わたしが報いをする、と主 は言われる。」)。 おもしろいことに、アビガイルがこのすべてのことをナバルに告げると、彼は石 (岩)のようになってしまいました。 --------------------------- +かんのみくに@カンノファミリー mailto:mikuni@kanno.com http://mikuni.net/ お手紙好きのくーちゃん ---------------------------