伊藤由美です
詩篇18篇の構造を送ります
【構造】
A:1~6:神とキリスト
1~4a 神がみことばをもって世界を創造する
4b~6 神がそこにキリストの王座をお立てになる
太陽なるキリストは花婿として来て全てを裁く
B:7~11:みことば
7~8 主のみことばは完全
9~11 みことばによって照らされ 守るものに報い
A:12~14:私の罪と救い
12~13 みことばによって罪を知る 罪が私を支配しないなら全き者
14 御前に ことばと心が受け入れられるように
我が岩(キリスト)よ 贖いたまえ
【コメント】
・実は、難しすぎてよくわからないので、キリストとみことばという視点で構造を考えてみた。
・1~4aの「天」「空」「昼」「夜」「ことば」からは創世記を連想する。
・「太陽」からは、マラキ4:2の義の太陽であるキリストが思い浮かぶ。
・5節の「部屋」は天蓋なので、キリストは天から来られるということと一致する。
・「花婿」という表現を使うなら、「花嫁」は何になるのか?
クリスチャン個人なのか、あるいは花嫁なる教会ということもあるのか?
・6bの原語は「その熱から隠れるものは何もない」
8bの原語は「主の聖い戒めは目を照らす」
11bの原語は「あなたの僕もこれらによって照らされる」で、いずれも
「みことばの戸が開くと、光が差し込み、わきまえのない者に悟りを与える(詩119:130)」に
つながるような感じを受ける。
・また、この詩篇において律法と罪の関係を考えるとき、
「律法によらないでは、私は罪を知ることがなかった(ロマ7:7)」の箇所を思い出す。