Subject:
詩篇42-43篇の構造【斎藤家】
From:
"Saito@COSMOS" <cosmos@ca2.so-net.ne.jp>
Date:
2001/07/04 11:11
To:
さいわい ネット <saiwainet@egroups.co.jp>

斎藤家です。いつものように大変遅くなりました。
詩篇42-43篇の構造と質問を送ります。

>>>>> 構 造 <<<<<

■ 光 Kun

42:1-4		主をしたいあえぐ
42:5-7		絶望
42:8		歌がともにある
42:9-11		悪者のそしり
43:1-2		悪者の言い分を退けてください
43:3-5		主を待ち望む

■ 京子 Mama

あーまとまらない。と、あえぐ京子ママであった。。。

■ さいとう Papa

翻訳によって微妙なところが違い、印象が違ってきます。
特に42:8は肝となる部分ですが、なかなか捕らえにくいです。
関根 正雄訳では次のようになっています。
 わたしは昼にはヤハウェを、
 夜にはその恵みを待ち明かす。
 わたしは我が命の神に向かって
 祈りをささげる。
他の訳からすると意訳的な感じはしますが、すっきりします。

構造的には、ABC -> CAB -> BACと各パートの最後の
箇所を引きずって進行していっているのではないかと思います。
その構造を踏まえ、神の名前と音に注目してみました。

1. 生ける神の救いを待ち望む
     副:敵のそしりの声と、民とささげた賛美
  A. 42:1-2	生ける神を慕いあえぐ
  B. 42:3	敵はなじる 神はいない
  C. 42:4	神殿へ民を導いた
  D. 42:5	神の救いを待ち望め
  
2. 我が岩なる神の慈しみを待ち望む
     副:神の裁きの音と、敵のそしりの声
  C'. 42:6-7	神殿から遠ざかり、神の裁きを受ける
  A'. 42:8	我が命の神を祈り待つ
  B'. 42:9-10	敵がなじる 岩なる神が私を忘れたから
  D'. 42:11	我が救いの神を待ち望め
  
3. 我が神よ私を裁き、光と真を遣わしたまえ
     副:我が訴えの声と、琴と賛美
  B''. 43:1-2	私を裁きたまえ 砦なる神が私を忘れた
  A''. 43:3	光と真を遣わしたまえ
  C''. 43:4	私は神殿(神の御前)に行くことが出来る
  D' . 43:5	我が救いの神を待ち望め


<<<<< 質 問 >>>>>

■ 光 Kun

1.  42:4 「あのこと」とは何のことですか。
2.  42:4 「あの群れ」とは誰のことですか。
3.  なぜ42:5,11 43:5で同じことを言っているのですか。