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詩篇19篇 構造のまとめ
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Date:
2004/01/30 22:22
To:
<saiwainet@egroups.co.jp>

こんにちは、+KeiyaKannoです。

詩篇19篇の構造をまとめました。

この詩篇は
1-6
7-11
12-14
の3つに分けることができる。

この3つの関係を考える時に2つのことがまず最初に考えられる。

・啓示

被造物啓示
みことば啓示
啓示を受けた者

この3つの箇所にはそれぞれのみことばというテーマがでてくるので、それを啓示と
いう形で見て、どのように

一般啓示とみことば啓示という言い方ではなく、被造物啓示とみことば啓示にしたの
は、被造物による啓示のほうが普通で、みことばの啓示のほうがもっと偉い、もっと
格が高いというようなニュアンスを与えないためである。両方とも同じように大切で
ある。

1-6で主が創造されたものの中で主の栄光を表す被造物である太陽によって主のみわ
ざ、栄光は語り告げられると言われている。7-11では6回も主のみことばについて話
されている。これは主がみことばによって直接話してくださっているということであ
る。12-14は他の箇所とのつながりが分かりにくいが、1-6、7-11と同じ言葉について
のテーマがでてくる。ここで神の啓示を受けたものは言葉の罪を犯さず、主に受け入
れられるようにと祈っている。最後で主の岩と言っているのは7-11のみことばが確か
であるということとつながっている。主のみことばが揺るがない、真実ので、それを
信じ、それに信頼することができる。

・御父、御子、御霊

1-6、7-11、12-14がそれぞれ御父、御子、御霊に関係しているということは言える。
それは最後の12-14が御霊のバプテスマによって罪を赦された者について書いてある
からである。

しかし、7-9の主のみことばについての6回の並行は明らかであり、11節と12節の間を
切るべきではなさそうなので、構造は次のようになると考えられる。

それは1-6と10-14が7-9に依存、またはそこを中心としている構造である。7-9のそれ
ぞれの行は「主の言葉」は「どのようなもの」で、「私たちへの影響」はどのような
ものなのかというような3つに分けられる。この「どのようなものであるか」という
部分は1-6に対応していて、そこでみことばが完全、たしかであるということを証言
している。主の栄光を表す太陽が創造されたという根拠があるので、確かであるとい
うことが言える。「私たちへの影響」の部分は10-14と比べられる。色塗りをすると
明らかになるが、主のみことばによって詩人は戒められ、きよめられ、全くなる。こ
れらを合わせると7節の最初のいのちを生き返らせるということにつながる。

それでこの詩篇にはまたエデンの園の中央にある2本の木、いのちの木と善と悪の知
識の木のテーマがでてくる。みことば、主が命じられたことを守ることによって私た
ちはいのちを得、善と悪の知識の木の実を食べないことによって私たちは主の命令を
知るのである。

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