Subject:
詩篇22篇 引用されている箇所(ケイヤ)
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Date:
2004/02/17 11:42
To:
<saiwainet@yahoogroups.jp>

こんにちは、+KeiyaKannoです。

詩篇22篇はいろいろな箇所で引用されている。それでそれぞれ箇所はどのような位置
づけの中で引用されているのかを見ました。

このように見ると一緒に見て考えるべき箇所が溢れるほどあることが分かりました。

●詩篇22:1 - マタイの福音書27:46、マルコの福音書15:34

主イエス・キリストはこの箇所を十字架につけられた時に引用している。

ユダヤの総督であったピラトはローマの法律によればイエスは無罪であると言った。
しかし、ユダヤ人たちが強盗であったバラバを釈放し、イエスを十字架につけろと何
度も叫んだので、彼らを恐れ、彼らにイエスを引き渡す。彼らはイエスを侮辱し、言
葉で攻撃したあとに十字架につける。12時になると昼間なのに全地が暗くなった。そ
の3時間後イエスは大声でこの箇所を引用して叫ばれた。そしてもう一度叫ぶと息を
引き取られた。この言葉を聞いた時に周りにいた人々は詩篇22篇を引用しているとは
知らず、エリヤを呼んでいると思った。

●詩篇22:8 - マタイの福音書27:43

主イエス・キリストの周りにいて彼をばかにし、侮辱した人々はイエスに対してこの
詩篇の8節を引用して攻撃する。しかし、イエスが同じ詩篇の最初の部分を引用して
もそれが22篇であることを悟らない。本当に皮肉が深い。

●詩篇22:9, 10 - 詩篇71:5, 6

どちらの詩篇が先に書かれたのかは明らかではない。しかし、どちらかがもう1つの
詩篇を読んで、このテーマを知っていたということは考えられる。

この詩篇は22篇ととても似ている。この詩篇で特に強調されているテーマは義、恥、
1日中、年齢(若い、年老いた)などである。

まず詩人は自分が主に身を避け、信頼しているので恥を見ないようにしてくださいと
いうことを願っている。これは22:4, 5の先祖たちの話とつながる。先祖たちは信頼
すると助け出され、恥を見なかった。そのあとに詩人は自分が胎の中にいる時から守
られているということを言っている。それだけではなく、自分が年老いても守ってく
ださいということを願っている。彼の求めるさばきは敵が恥を見るようにということ
である。彼は救われたらいつも賛美するということを誓い、そして実行している。彼
は賛美するだけではなく、22篇の最後と同じように主の救いと義を子孫に語り継げて
いる。

●詩篇22:9, 10 - イザヤ書46:3, 48:8, 49:1, 5

この箇所で主は油そそがれた者クロスによってイスラエルは贖われるということをイ
ザヤを通して預言している。主はご自分が神であるが、イスラエルを胎内にいる時か
ら守り、いつも運び、今も運び、そしていつまでも運ぶということを思い出すように
と言う。そのためにイスラエルはさばかれても救いが与えられるということになる。
しかし、主は守っていたと同時に母の胎にいる時からイスラエルが逆らうということ
を知っていたと言われる。それでも救いを与え、贖ってくださる。またイスラエルは
胎にいる時からご自分のしもべとして選ばれていたが、それは国々が主を賛美するよ
うになるためであった。

まだ途中です。

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