Subject: 詩篇22篇 引用されている箇所 |
From: "+mikuni@kanno.com" <mikuniML@kanno.com> |
Date: 2004/02/17 11:57 |
To: <saiwainet@yahoogroups.jp> |
こんにちは。菅野みくにです。 詩篇22篇が引用されている箇所を見ました。 みなさんもよくご存じのように、詩篇22篇はキリストの受難の所と似ています。つ まり、詩篇22篇はキリストの十字架(受難)を預言している詩篇なのです。 ■キリストの十字架 □マタイによる福音書26-27章 □マルコによる福音書14-15章 □ルカによる福音書22-23章 □ヨハネによる福音書18-19章 *この四つの箇所を見ると、マタイの27章とマルコの15章では、「わが神。わが 神。どうして、わたしをお見捨てになったのですか。」と言っているが、ルカとヨハ ネの箇所を見ると書かれていないことが分かる。 *また、詩篇22篇の8節の、「主に身を任せよ。彼が助け出したらよい。彼に救い ださせよ。彼のお気に入りなのだから」と言っているのが、マタイによる福音書27 章だけにしかないことが分かる。 ■詩篇22:9-10 □詩篇71:5-6 この詩篇は詩篇22篇と似ていて、詩篇22篇と一緒に見るべきである箇所。特に、 「わが神」という言い方が二回も出てくる。また、見捨てないでくださいというテー マも出てくる。 5節と6節で、主は若いときから、生まれる前から、信頼の的で、望みであると言っ ている。詩人は生まれたときから主にいだかれて、母の胎から取り上げてくださっ た。 11節を見ると、詩篇22:8節のように、敵が、「神は彼を見捨てた。彼を捕らえ よ。救いだすものがいないから。」と同じようなことを言っていることが分かる。 □イザヤ書46:3 ヤコブの家とイスラエルの家(すべての残りの者)たちは、胎内にいるときからにな われている。そして、生まれる前から運ばれたものである。 詩篇71篇では、わたしが年老いて老人になっても見捨てないで下さいと言っている が、ここでは、あなたがたが年を取っても同じように救いだして下さると言ってい る。 □イザヤ書49:1 すべての国々の民、遠い国々の民、島々に、主は生まれる前から、わたしを召して、 母の胎内にいるときからわたしの名を呼ばれたと言っている。 5節も同じようなことを言っている。「主はヤコブをご自分のもとに帰らせ、イスラ エルをご自分のもとに集めるために、わたしが母の胎内にいるとき、わたしをご自分 のしもべとして造られた。わたしは主に尊ばれ、私の神はわたしの力となられた」 --------------------------- +かんのみくに@カンノファミリー mailto:mikuni@kanno.com http://mikuni.net/ お手紙好きのくーちゃん ---------------------------