こんにちは。菅野みくにです。

今日の聖書研究で学んだ、十字架上でのキリストの祈りについてまとめました。

詩篇２２篇は、十字架上でのキリストの祈りであると言うことはみなさんも知ってい
ると思います。福音書には、キリストが十字架上で祈られたことばが具体的には書か
れていませんが、詩篇２２篇でそれが分かります。下に挙げてある箇所が特に引用さ
れている所です。

■引用されている箇所：

・マタイによる福音書27：46　この箇所は詩篇２２篇の１節を引用している（わが
神。わが神。どうしてわたしをお見捨てになったのですか）。

・マルコによる福音書15：34　キリストは御父にどうしてお見捨てになったのですか
と言っている。詩篇２２篇１節を引用。

・マタイによる福音書27：43　ここで、キリストの敵がキリストに向かって、もし、
神のお気に入りなら、今すくっていただくが良いと言った。詩篇２２篇８節を引用。

・マタイによる福音書27：35　キリストを十字架につけた者たちは、くじをひいて、
キリストの着物を分けた。詩篇２２篇１８節を引用。

・マタイによる福音書27：39　キリストが十字架につけられたのを見た人々、また、
そこを通りかかる人々はイエスをののしって、頭を振った。詩篇２２篇７節を引用。

・ヨハネによる福音書19：28　キリストの舌は上あごにくっついていて、土器のかけ
らのようにかわききっている。詩篇２２篇１５節を引用。

・ヨハネによる福音書19：30　キリストは酸いぶどう酒を受けられると、「完了し
た」と言われた。完了した＝私はなしたと言う意味である。詩篇２２篇の３１節のヘ
ブル語の直訳はこのようになっている。

彼らは来る　そして告げる　彼の義を
民に　生まれてくる　～ことを　彼がなした

これを見れば分かるように、最後に「彼がなした」と書かれている。それと同じよう
に、ヨハネ福音書でも、キリストは、「完了した→私はなした」と言っている。

このように、福音書に引用されている箇所を見ると、１節と３１節が引用されている
ので、全部が成就していると考えることが出来る。

■詩篇２２篇を読んで分かること：

詩篇２２篇を読んでキリストの十字架上の祈りから、具体的に学べることがいくつか
あります。

・十字架上での苦しみとは何か

・十字架上の人（キリスト）は、その苦しみの解決は何だと考えているのか

・十字架の攻撃は何を狙っているのか

・私たちにとっての意味は何か

このようなことが、福音書に書かれていないことで、詩篇２２篇からキリストの十字
架についてよく学べることです。

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