Subject: 詩篇23篇 研究のための下ごしらえ(ケイヤ) |
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Date: 2004/03/02 8:15 |
To: <saiwainet@yahoogroups.jp> |
こんにちは、+KeiyaKannoです。
●構造
A 1-2 主は羊飼いであるので、乏しいことはなく、食べ物がある
B 3 義の道に導かれる
B 4 死の陰の谷を歩いても守られる
A 5-6 敵の前でも食べ物があり、恵みといつくしみがいつも一緒にある
●構造の説明
この詩篇はキアスマスになっていることは明らかである。
Aの最初で主の羊である私たちは乏しいことがなく、食べ物と飲み物があると言われ
ている。最後のAでは敵の前にいる時も主は食事を与えてくださり、乏しいどころで
はなく、その恵みがいつまでも追ってくる。
Bの対比も明らかである。主は羊を義の道に導く。それに対して羊は死の陰の谷を歩
んでいても主は敵からも守ってくださり、導いてくださる。
●気が付いたこと
・この詩篇は王の詩篇である。なぜなら、羊飼いは王を表す象徴だからである。ダビ
デは王になる前の訓練として父の羊を飼っていた。
・この詩篇と一緒に見なければならない箇所はエレミヤ書23:1-8、エゼキル書34章、
ヨハネの福音書10:1-16である。
・3節で私たちを義の道に導くのは「御名のためである」ということが分かる。この
ことは出エジプトをしたイスラエルが荒野で逆らった時にモーセが訴えたことであ
る。主が民を滅ぼすと言われた時に彼は主に御名が周りの国にけがされるのは良くな
いと言ってとりなす。
・4節の「むちと杖」は私たちが離れた時に連れ戻すためのものではなく、敵をさば
き、悪い獣から守るための武器である。
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+KeiyaKanno
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