Subject:
注解書 著:富井 (こう)
From:
"Koh Aoki" <koh@arkios.co.jp>
Date:
2004/03/04 20:29
To:
"saiwainet" <saiwainet@yahoogroups.jp>

こうです。富井さんの注解書をまとめました。
 
 
これは感謝と平安に満ちた詩篇である。
この詩篇はダビデの一生の信仰を要約したものといえる。
 
構造
1-3主は羊を養い導いてくださる。
4-6主は羊を守り喜ばせてくださる。
 
神が羊飼い、イスラエルが羊、という考えは古くからのものである。
羊飼いは王などが民を守り導く姿を現す。ダビデは神から民の羊飼いとなるよう命令を受けた。
「乏しいことがありません」というのは素直に主の養いを信じることの表現である。
3節の「魂を生き返らせ」るのは神のみ言葉である。
義のみちは、救いを示し、そこを行くものは救いを得る。
4節からでは王としての羊飼いの姿が出てくる。
5節で主の守りの確かさが言われる。主の守りは、敵を恐れる必要のないものである。
「杯」は恵みに満たされ、あふれるほどの感謝の表現でもある。
主の羊は主の囲いに入れられて安全な休みを与えられる。
主の家とはダビデにとってエルサレムの主の家である。
 
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Koh Aoki
koh@arkios.co.jp
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