Subject:
詩篇24篇 「主のもの」
From:
"+mikuni@kanno.com" <mikuniML@kanno.com>
Date:
2004/03/11 10:56
To:
<saiwainet@yahoogroups.jp>

こんにちは。菅野みくにです。

詩篇24篇の中で1-2節の位置づけがよく分からなかったので、「主のもの」と言わ
れている箇所を探しました。

●出エジプト記19:4-6

ここで、主は山からモーセを呼ばれ、そして仰せられた。主はエジプトからイスラエ
ルを連れ出した。今、もしイスラエルが契約を守るなら、彼らは国々の民の中で宝と
なる。「全世界はわたしのものだから。」

わたしのものだから、すべてをなすことが出来、イスラエルを国々の民の中で宝の民
とすることも出来る。

19:4 『あなたがたは、わたしがエジプトびとにした事と、あなたがたを鷲の翼に載
せてわたしの所にこさせたことを見た。

19:5 それで、もしあなたがたが、まことにわたしの声に聞き従い、わたしの契約を
守るならば、あなたがたは
すべての民にまさって、わたしの宝となるであろう。全地はわたしの所有だからであ
る。

19:6 あなたがたはわたしに対して祭司の国となり、また聖なる民となるであろ
う』。これがあなたのイスラエルの人々に語るべき言葉である」。

●申命記10:14

モーセは山に登り、40日40夜そこにと度また。主はイスラエルを滅ぼすことを思いと
どまられた。主が求めておられることは、主を恐れ、主の道に歩み、主を愛し、心を
尽くし、精神を尽くして主に仕え、主の命令とおきてを守ることである。主が求めて
おられることは、24:4-5で言われていることと同じである。見よ。すべては主のも
のである。

10:14 見よ、天と、もろもろの天の天、および地と、地にあるものとはみな、あなた
の神、主のものである。

●詩篇50:12

詩篇50篇の7-15節で、わたしのものと3回も言っている。主はいけにえがほし
いわけではない。なぜなら、すべては主のものだからである。主の求めておられるも
のは感謝のいけにえをささげることである。

50:10 林のすべての獣はわたしのもの、丘の上の千々の家畜もわたしのものである。

50:11 わたしは空の鳥をことごとく知っている。野に動くすべてのものはわたしのも
のである。

50:12 たといわたしは飢えても、あなたに告げない、世界とその中に満ちるものとは
/わたしのものだからである。

●詩篇89:11-18

この箇所には詩篇24篇に似ているキーワード、テーマが結構ある。11節は24篇
そのものである。6節では、「だれが~~」という事を二回繰り返していっている。
8節では、万軍の主には力があると言っている。また、13節でも、主が力強いと言
うことを言っている。15節では、民は、主の御顔の光の中を歩んでいると言ってい
る(御顔をしたい求める者)。

89:11 もろもろの天はあなたのもの、地もまたあなたのもの、世界とその中にあるも
のとは/あなたがその基をおかれたものです。

89:12 北と南はあなたがこれを造られました。タボルとヘルモンは、み名を喜び歌い
ます。

89:13 あなたは大能の腕をもたれます。あなたの手は強く、あなたの右の手は高く、

89:14 義と公平はあなたのみくらの基、いつくしみと、まことはあなたの前に行きま
す。

89:15 祭の日の喜びの声を知る民はさいわいです。主よ、彼らはみ顔の光のなかを歩
み、

89:16 ひねもす、み名によって喜び、あなたの義をほめたたえます。

89:17 あなたは彼らの力の栄光だからです。われらの角はあなたの恵みによって/高
くあげられるでしょう。

89:18 われらの盾は主に属し、われらの王はイスラエルの聖者に属します。

●マタイによる福音書6:13

ここは主の祈りの最後の所である。御国と力と栄光は永遠に主のものである。御力が
あり、栄光に輝いておられる主である。「主のもの」と言ったときに、あまり思い出
さない箇所である。

6:13 私たちを試みに会わせないで、悪からお救いください。』〔国と力と栄えは、
とこしえにあなたのものだからです。アーメン。〕

●第一コリント10:26

この箇所は、詩篇24篇そのものである。市場に売っている肉は、良心の問題としな
いで、どれでも食べなさい。すべては、「主のもの」だから。

10:26 地とそれに満ちている物とは、主のものだからである。

●第一テモテ4:4

神の造られたすべてのものは、良いもので、感謝して受けるならば、何一つ捨てるべ
きものはありまっせん。神のことばと祈りによってきよくされるからです。

4:4 神の造られたものは、みな良いものであって、感謝して受けるなら、何ひとつ捨
てるべきものはない。

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