Subject:
詩篇30篇 嘆きを踊りに
From:
Miwaza Kanno
Date:
2004/04/22 11:59
To:
saiwainet@yahoogroups.jp

みーちゃんです。

聖書の中で”嘆きを踊りに変えてくださる”というストーリーを見ました。

■ラザロと金持ちのたとえ:

ラザロと金持ちのたとえは、嘆きを踊りにかわり、この世で喜んでいた者は嘆くことになるというストーリーです。ラザロは貧乏な者で、金持ちのこぼしたものをたべていました、また、彼は病気でおできが全身にありました。

反対に金持ちの方は、いつも豪華な生活で遊び暮らしていました。二人とも死んで葬られると、金持ちの方はハデスに行く、彼はそこで目を上げると、アブラハムのふところにいるラザロを見つけます。金持ちはこの世では、祝福されているように見えましたが、結局ハデスで苦しむことになります。

一方、この世で苦しんでいたラザロは、天の御国で報われて祝福されました。金持ちは生きている間に紫の衣などを着ていたと書いてありますが、それは、詩篇30篇の反対です。詩人は苦しんでいて、荒布を着ていましたが、彼の叫びを聞いてくださった神様は、その荒布を喜びに変えてくださり、よろこびを彼に着せてくださったのです。

金持ちはハデスに下って、そこで苦しんでいる時に助けを叫び求めますが、ハデスに下ってから助けを求めるのでは遅いのです。それは、詩篇30篇でもわかります。つまり、罪を悔い改めるのは地獄に下ってからではなく、今、悔い改めなければいけないということで、それによって、神様の怒りは悔い改める者にとって、つかの間怒りとなるわけです。

■ヨブのストーリー:

ヨブのストーリーの場合、よろこびは嘆きに変えられ、嘆きはもう一度よろこびに変えられたと言えるでしょう。ヨブは最初とても祝福された者でしたが、ある時に、その状態は一変し苦しみのどん底に落とされます。ヨブはそのような状態のなかでも、神様への信頼を捨てずに、神様の救いをまちました。最終的にヨブは救われて、最初の祝福されていた状態よりも、さらに祝福された状態に置かれました。

ヨブの苦しみの状態は、詩篇30篇にでてくる言い方で言うと、墓に下っている状態、また、神様が御顔を隠された状態でした。しかし、神様はヨブをずっと墓の中に落としてはおかず、引き出してくださいました。救われた時に、ヨブは詩篇30篇の詩人のように、決してゆるがされないという状態になったのです。苦しみがあってこそ、このような状態になったといえるでしょう。

ヨブのように正しい者が苦しんでいる時に、敵は見て喜びます。しかし、神様はご自分を信じる者をとこしえにそのような状態に置くのではなく、詩篇30篇のように必ず救ってくださいます。そして、正しい者には正しい報いを与えてくださいます。それは、ラザロと金持ちのたとえでもわかりました。

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