Subject:
詩篇32篇 概略
From:
Miwaza Kanno
Date:
2004/05/11 11:47
To:
saiwainet@yahoogroups.jp

みーちゃんです。

詩篇32篇の概略の対比的なところを見ました。

■1-2節と5節:

詩篇32篇のテーマの中でとても目立つのは、自分の罪を告白するという話です。そして、そのテーマが1-2節と5節では対比されています。この2つの段落で分かるのは、もし、私たちが自分の罪を言い表すなら、その罪は反対に神様によって隠されるということです。また、詩篇32篇全体、特に後半を見ると自分の罪を表した者こそが、正しい者であるということがわかります。自分の罪を言い表すといえば、1ヨハネ1章を思い出します、特に9節だと言えるでしょう。また、10節の悪者の痛みの理由も、この罪を言い表すということとつながっています。悪者たちはすべてを隠しているので、心が痛み、ついには3-4節のように、体も衰えてしまうのです。

■7節と10節:

この詩篇の概略は大きく分けて、ABCBAになっていると思います、そのなかの、Cは実質的にはAだとも言えるでしょう。というのは、Cの中に入っている7節と後半のAのなかに入っている、10節が極似しているからです。詩人は1行目で、主が自分の隠れ場であることを告白しています。そして、それは10節の2行目の主に信頼するということでつながっています。また、次の7節の1行目で神様からの自分に対する苦しみからの救いを祈っていますが、これは、10節の1行目の悪者の心の痛みは多いというのと対比的です。そして7節と10節の最後の行には、取り囲む話がでてきます。7節では、救いが詩人を取り囲み、10節では恵みが主を信頼する者を取り囲んでいます。

--------------------------------------
 :: Miwaza Kanno ::
    miwaza@miwaza.com
 http://miwaza.com
 God be with you :)
--------------------------------------