Subject:
詩篇32篇 放蕩息子
From:
"+mikuni@kanno.com" <mikuniML@kanno.com>
Date:
2004/05/12 11:36
To:
<saiwainet@yahoogroups.jp>

こんにちは。菅野みくにです。

詩篇32篇の5節には罪の告白がありました。罪の告白の箇所を探していたら、放蕩
息子(ルカによる福音書15章11-32節)の箇所が関連していることに気がついたの
で、分析して、まとめました。

■構造:

★11-24節 弟 放蕩息子になり罪を悔い改める

 A 11-12節 父は息子に財産を分ける
  B 13-14節 弟は遠い国に行って財産を使い果たした
   C 15-16節 しもべのようになって豚の世話をした
  B' 17-19節 飢え死にしそうだったので、罪の告白を考える
    D 20-21節 父の所に行って罪の告白をする 父の赦し
 A 22-24節 良い服、指輪が与えられる 祝宴の始まり

★25-32節 兄 畑で働いていたが、弟が帰ってきたのに喜ばない

 A 25節 畑で音楽や踊りの音を聞いた
   C 26-27節 しもべを呼んで何事かを尋ねる しもべの答え
    D 28節 兄の怒り 父のなだめ
  B 29-30節 兄は自分の罪を告白せず、戒めに従ったと言う
 A 31節 父の者はすべて兄の者である
 A' 32節 父は弟が帰ってきたので喜ぶ

何かの構造があるのは分かるが、完全にこれだというのはあまり分かっていない。全
体的に二つに分け、弟と兄の話に分けることが出来る。

■ストーリーのまとめ:

ある人に二人の息子がいた。彼らは父に財産を分けてもらった。弟の方はすぐに遠く
の国へ出かけ、そこで放蕩し、財産を全部使ってしまった。しかし、そこにききんが
起こったので、困り、父の所に行くことを決めた。そして、父に自分の罪を告白し
た。すると、父は喜び祝宴を催した。

兄は畑で祝宴の音を聞き、しもべに何事かを説明してもらう。父はなだめたが、兄は
怒った。彼は、弟が帰ってきたことを喜ばなかった。

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