こんにちは。菅野みくにです。

今日みんなで、前回（3年前）節を見てから、もういちど詩篇33篇の全体のつながり
を教えられました。全体は神様のご計画、御心というテーマでまとめることが出来ま
す。

中心は12節で、神様のご計画、御心の中心は、ご自身の民を選ぶと言うことが分かり
ました。そこの中心のテーマである、「民の神、神の民」というテーマを探してみま
した。

直接「民の神」という言い方は出てこない。「民の神」と探すと、国々の民の神々と
いう言い方で出てきてしまう。「神の民」という言い方は、全部で8回しか出てこな
い。もっと出てくると思ったが違うようである。

■申命記7：6-9

あなたは、あなたの神、主の聖なる民だからである。あなたの神、主は、地の面のす
べての国々の民のうちから、あなたを選んでご自分の宝の民とされた。

主があなたがたを恋い慕って、あなたがたを選ばれたのは、あなたがたがどの民より
も数が多かったからではない。事実、あなたがたは、すべての国々の民のうちで最も
数が少なかった。

しかし、主があなたがたを愛されたから、また、あなたがたの先祖たちに誓われた誓
いを守られたから、主は、力強い御手をもってあなたがたを連れ出し、奴隷の家か
ら、エジプトの王パロの手からあなたを贖い出された。

あなたは知っているのだ。あなたの神、主だけが神であり、誠実な神である。主を愛
し、主の命令を守る者には恵みの契約を千代までも守られるが、

主を憎む者には、これに報いて、主はたちどころに彼らを滅ぼされる。主を憎む者に
は猶予はされない。たちどころに報いられる。

□神様はイスラエルをすべての国々から選んで民とされた。それは、主があなたがた
を愛されたからである。主だけが神であることを知っている。主を愛する者には恵み
の契約を、守られる。

主→聖なる民　民→誠実な神　・　主愛する→民　民愛する→神

■エレミヤ書31：1,31-34

「その時、わたしはイスラエルのすべての部族の神となり、彼らはわたしの民とな
る。」

見よ。その日が来る。その日、わたしは、イスラエルの家とユダの家とに、新しい契
約を結ぶ。

その契約は、わたしが彼らの先祖の手を握って、エジプトの国から連れ出した日に、
彼らと結んだ契約のようではない。わたしは彼らの主であったのに、彼らはわたしの
契約を破ってしまった。

彼らの時代の後に、わたしがイスラエルの家と結ぶ契約はこうだ。わたしはわたしの
律法を彼らの中に置き、彼らの心にこれを書きしるす。わたしは彼らの神となり、彼
らはわたしの民となる。

そのようにして、人々はもはや、『主を知れ。』と言って、おのおの互いに教えな
い。それは、彼らがみな、身分の低い者から高い者まで、わたしを知るからだ。わた
しは彼らの咎を赦し、彼らの罪を二度と思い出さないからだ。」

□神様は新しい契約をイスラエルに結んで下さった。しかし、昔の契約ではない。新
しい契約とは、「神様が民の神となり、イスラエルが神の民となる」という契約であ
る。この箇所はヘブル人への手紙10章に引用されている。

わたし（神）→彼ら（イスラエル）　彼ら（イスラエル）→わたし（神）

■エレミヤ書24：7

また、わたしは彼らに、わたしが主であることを知る心を与える。彼らはわたしの民
となり、わたしは彼らの神となる。彼らが心を尽くしてわたしに立ち返るからであ
る。

□神様はイスラエルに、神が主であることを知る心を与えて下さる。この言い方は詩
篇３３：１５に似ている。神様は世界に目を注ぎ、心を造られた。また、神様はイス
ラエルを御自分の民として下さった。

わたし（神）→彼ら（イスラエル）　彼ら（イスラエル）→わたし（神）

■エレミヤ書32：37-41

「見よ。わたしは、わたしの怒りと、憤りと、激怒とをもって散らしたすべての国々
から彼らを集め、この所に帰らせ、安らかに住まわせる。

彼らはわたしの民となり、わたしは彼らの神となる。

わたしは、いつもわたしを恐れさせるため、彼らと彼らの後の子らの幸福のために、
彼らに一つの心と一つの道を与え、

わたしが彼らから離れず、彼らを幸福にするため、彼らととこしえの契約を結ぶ。わ
たしは、彼らがわたしから去らないようにわたしに対する恐れを彼らの心に与える。

わたしは彼らを幸福にして、彼らをわたしの喜びとし、真実をもって、心を尽くし思
いを尽くして、彼らをこの国に植えよう。」

□神様は怒りを収められ、イスラエルをもういちど民として下さり、イスラエルの神
となって下さる。そして、彼らに一つの道と心を与えて下さる。

わたし（神）→彼ら（イスラエル）　彼ら（イスラエル）→わたし（神）

■気がついたこと：

神の民、神の民というテーマを探すと、エレミヤ書にほとんど出てくることが分か
る。神の民、民の神というテーマが出てくるほとんどのところには、心を新しくする
という言い方も出てくる。詩篇33篇の15節にもその言い方が出てくる。

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