Subject: 詩篇34篇 研究のための下ごしらえ(ケイヤ) |
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Date: 2004/05/24 13:15 |
To: <saiwainet@yahoogroups.jp> |
こんにちは、+KeiyaKannoです。
●構造
A 1-3 賛美への招き
B 4-7 賛美の理由: 祈るとすべての苦しみ、恐怖から救われる
C 8 主に身を避ける者は幸いであり、すばらしさを味わう
X 9-11 主を恐れ、主を尋ね求めよ
C 12-17 善を見たいと思う者はこれらのことをしなければならない
B 18-22 賛美の理由: 主はさばきを行いすべてから救われる
●構造の説明
この詩篇の話はつながっているので、構造を考えるのは難しかったが、この詩篇は賛
美への招きから始まり、中心には主を恐れるということに向かっているというように
考えた。
まず1-3で賛美への招きをする。
賛美の理由が4-22にあるということも言えるが、特に4-7と18-22にあるように見え
る。これらの箇所で何度も「主がすべてのことから救われた」ということが強調され
ている。
Cは8と12-17には祝福を受けるためには主に身を避け、やるべきことをやらなければ
ならないということが言われている。12-17と18-22という分け方にしたのには2つの
理由がある。1つは12-16が第1ペテロの手紙3:10-12で引用されていること、もう1つ
は17節の主語は「彼」であり、16節以前につながっていたからである。
中心の9-11は主を恐れるようにという招きがある。この主を恐れることは10節の主を
尋ね求めるということと関係があるように見える。
●問い
・なぜ、主に身を避けるなら罪に定められないのか?
●気が付いたこと
・詩篇32篇、33篇、34篇と幸いの詩篇が続いている。
・12-16は第1ペテロの手紙3:10-12で引用されている。この箇所でペテロは祝福を受
けるためにはどのようにするべきなのかという意味で34篇を引用している。
・すべての箇所は主イエス・キリストによって成就されたが、特に20節は主イエス・
キリストが十字架に架けられた時に成就されたことで有名である。十字架に架けられ
た者の脛は折られたが、主イエス・キリストは死んでいたので、骨を折られなかっ
た。
・22節で罪に定められないということが書いてあるが、これは詩篇32篇とつながって
いるテーマである。
●研究課題
・敵の恐怖と主への恐れの違い
・詩篇32篇、33篇、34篇との対比
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