「詩編34編構造等」
おはようございます、謙人です。
詩編34編構造等を送ります。
■テーマ
・主を恐れること
・主は聞かれる
・主に信頼する者は祝福される
■構造
1ー10経験
A.
1ー3私の口は主を喜ぶ
B. 4ー6主は聞かれた
C.
7ー10主を求めるものは乏しいことが無い
11ー主を恐れることについて聞きなさい
12ー22箴言
A.
12ー13命を喜びとしてはならない
B. 14ー19主は聞かれる
C. 20ー22主に身を避ける者は罪に定められることがない。
■構造についての説明
今回の構造は二つの大きな部分に分かれ、その変換部分が中心となっている。最
初の1ー10節は経験、後の部分の12ー22は箴言であり、その中心に当たる11
節は主を恐れることについて聞くようにとの呼びかけである。この11節部分はこの
構造で詩編全体の中心となっている。この前の箴言についての学びで学んだことだ
が、イスラエルの時代初期は知恵の書物や箴言等が書かれるようなことが無く、その
時代は経験が多く与えられる時代であった。しかし、その後イスラエルの最盛期とも
言えるダビデやソロモンの時代においては知恵の書がいくつか書かれた。この知恵の
書は最初のイスラエルの時代における経験の時代がなければ書かれるようなことは無
かったのである。この詩編もこのように最初の部分でダビデの経験について書かれ、
その後の部分で箴言、知恵の書というようになっている。何回も強調するが、その二
つの部分の中心点である主を恐れることについて聞きなさいというのがこの詩編の中
心点なのである。その理由は主を恐れることについて聞きなさいという部分がこの詩
編の訴えであるからである。
また、箴言が経験によるものだということが強調されるために最初の部分と最後
の部分は並行されている。ここで注意すべきなのは箴言は経験によるものだが、それ
が全く経験だけによるのでは無く、神によるものだということである。
■問い
・五節において主に恥を受けないようにしてくださいと言うときになぜ、顔とい
うことが出てくるのか?16節の神の御顔との関係は?
■百文字説明文
詩人は主をあらゆる時にほめたたえる。それは主が呼ぶときに答えてくださる方
であり、正しい裁き主であられるからである。この主は主に身を避けるものを守ら
れ、彼らは主にあって乏しいことが無い。
以上です。
よろしくお願いします。