Subject: 詩篇34篇 骨は一つも砕かれない |
From: "+mikuni@kanno.com" <mikuniML@kanno.com> |
Date: 2004/05/26 12:25 |
To: <saiwainet@yahoogroups.jp> |
こんにちは。菅野みくにです。 詩篇34篇20節の「彼の骨は砕かれない」は、新約聖書に引用されていて、みんながよ く知っているところなので、その関係を探りました。 ■つながり: 「主が彼の骨をことごとく守り、その一つさえ砕かれない」というのは、キリストが 十字架にかけられて、息を引き取られた後に成就している。 ユダヤ人たちは、次の日が安息日であったので、死体を十字架上に残しておかないよ うに頼んだ。それで、兵士たちは、キリストと共に十字架につけられた二人の強盗の すねをおった。しかし、キリストが死んでおられたのを見て、すねをおらなかった。 ここで、成就している。神様はすべてを計画しておられて、キリストが十字架上で息 を引き取られた後に、すねを折られないようにご計画されました。また、聖書に書か れていることが成就するためにもこのことが起こったのです。 二人の強盗のすねが折られて、キリストのすねが折られなかった出来事が書かれてい るのは、ヨハネによる福音書だけです。マタイ、マルコ、ルカには出てきません。そ このところも興味深いです。 また、骨が一つも砕かれない、折られないというのは、過ぎ越のいけにえの成就であ るとも言えます。他のいけにえもキリストと対比していますが、過ぎ越のいけにえは 特に、キリストと対比していることが分かります。 出エジプト記12:46で、過ぎ越のいけにえに関する教えが書かれているときに、その 骨を折ってはならないと言うこともその一つとなっている。 過ぎ越のいけにえの羊(または山羊)は、キリストと同じように骨が折られなかっ た。 ■聖書箇所: ・しかし、イエスのところに来ると、イエスがすでに死んでおられるのを認めたの で、そのすねを折らなかった。 しかし、兵士のうちのひとりがイエスのわき腹を槍で突き刺した。すると、ただちに 血と水が出て来た。 それを目撃した者があかしをしているのである。そのあかしは真実である。その人 が、あなたがたにも信じさせるために、真実を話すということをよく知っているので ある。 この事が起こったのは、「彼の骨は一つも砕かれない。」という聖書のことばが成就 するためであった。 ヨハネによる福音書19:33-36 ・これは一つの家の中で食べなければならない。あなたはその肉を家の外に持ち出し てはならない。またその骨を折ってはならない。 出エジプト記12:46 --------------------------- +かんのみくに@カンノファミリー mailto:mikuni@kanno.com http://mikuni.net/ お手紙好きのくーちゃん ---------------------------