Subject:
詩篇35篇 口撃者との戦い
From:
"+mikuni@kanno.com" <mikuniML@kanno.com>
Date:
2004/06/01 12:06
To:
<saiwainet@yahoogroups.jp>

こんにちは。菅野みくにです。

詩篇35篇の全体の構造を見ると、口撃者との戦いについてかかれていることが分か
りました。口撃の内容を見ると、二つに大きく分けることが出来ました。一つは偽
り、もう一つはあざけりです。それをもとに全体を見てみました。

■7節:

ここで、敵は詩人に、ゆえもなく、ひそかに網を張り、たましいを陥れようと穴を
掘っています。ここのキーワードは、「ゆえもなく」と言うことで、詩人は何もして
いないのに、理由もなく穴に陥れようとしているので、「偽り」と考えました。

■10,17節:

ここで、敵が悩む者、貧しい者から、物を奪い取っていることが分かります。神様は
彼らを救いだされます。この節をまとめると「弱肉強食」と言うことになります。本
当は所有権が貧しい者、悩む者の物なのに、自分の物としてしまいます。これは、
「偽り」です。

■11-12節:

ここで、暴虐の証人たちは、立ち、詩人の知らないことを聞いています。彼らは詩人
が善を行ったのに、悪を報いています。ここは明らかに、「偽り」です。悪者は詩人
がしていないこと、聞いていないこと、知らないことを聞いています。

■15-16節:

ここは明らかにかいてあります。敵は詩人がつまずくと喜び、相集って、知らない口
撃者がともに中傷した。彼らは詩人をあざけり、ののしり、歯ぎしりした。

■21,25節:

ここで、敵は詩人に向かって大きく口を開いて、「あはは、あはは。この目で見た
ぞ。」と言っている。ここは、明らかに「あざけり」である。

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