Subject:
詩篇35篇 偽りと嘲りのストーリー
From:
"+mikuni@kanno.com" <mikuniML@kanno.com>
Date:
2004/06/02 12:07
To:
<saiwainet@yahoogroups.jp>

こんにちは。菅野みくにです。

詩篇35篇には、大きく二つの口の口撃が出てきます。それは、偽りとあざけりです。
それで、偽りとあざけりを敵がしているストーリーを見ました。

■ヒゼキヤ vs セナケリブ:

セナケリブはヒゼキヤが神に拠り頼んでいるのを見て、その拠り頼んでいる神を侮辱
した。彼の家来たちも、神である主と、そのしもべヒゼキヤに逆らい、弁舌をふるっ
た。

ヒゼキヤが主により頼み、祈り、天に叫びを求めたので、主はひとりの御使いによっ
てアッシリヤの軍勢と戦われた。ひとりの御使いによって戦うというのは、詩篇35篇
の6-7節である。御使いが戦って下さった後に、アッシリヤの王は恥を見た(第二歴
代誌32章21節)。

また、第二歴代誌32:8節で、主が私たちの戦いを戦って下さると言っている。詩篇
35篇の1節で、主に戦って下さいと願っている。このストーリーと詩篇35篇はすごく
似ている。

■ネヘミヤ vs サヌバラテ トビヤ:

ネヘミヤ記4章でサヌバラテとトビヤは、ネヘミヤたちが城壁を修復していることを
聞いて、ユダヤ人たちをあざけった。彼らはユダヤ人たちがいけにえをささげようと
して(善を行おうとして?)城壁を修復しているのを見てあざけった。

しかし、ネヘミヤは神様に祈って、自分たちが軽蔑されているのに、そのそしりを彼
らの頭に返して下さいと言っている。また、彼らの罪が赦されないように祈ってい
る。

ネヘミヤはユダヤ人たちを力づけて、彼らを恐れず、大いなる恐るべき神を覚えなさ
いと言った。ここで、おもしろいのは、4:19-20で、神様が私たちのために戦って下
さると言っている。

■コメント:

ここで、興味深かったのは、敵が拠り頼んでいるものを攻撃してきたときに、神様が
私たちのために戦って下さると言っていたところである。詩篇35篇の1節では、神様
が私たちのために、敵と戦って下さいと言っているが、ネヘミヤ、ヒゼキヤは神様が
戦って下さることを確信している。また、実際に神様が戦って下さっている。

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